氷見の大祭



私の誕生日は7月14日氷見の二大祭の一つ、祇園祭りである

そのせいか頭の中も何十年間お祭り!

普通の人間より脳味噌が賑やかなのである!

また誕生日が祭りであったため、家族で祝ってもらったことがなかった

その点で小さい頃から相当損な思いをしてきた

しかしものは考えようで氷見中の人が私を祝ってくれていると思えばなんとはない!

祭りが近づくとこの年になっても、何となくウキウキするのである

後何回祇園祭が見れるか

そうそう私に取って祇園祭りも好きだがゴンゴン祭りも大好きである

氷見市の二大祭りである

生家の家の前通りは露天が並ぶ、祭りのメインストリートなのである

親が祭りにオモチャなど買ってくれた記憶は殆ど無い

それでも、綿菓子、金魚すくいなど楽しい思い出である

モナカや薄紙の金魚すくいは、私は友達よりヘタクソであった

だから私は値段は高いが一網打尽の投網であった

そうそう昔はガマの油などを売る大道芸人が良く来ていた

“サァ、サァお立会い、見てらっしゃい!寄ってらっしゃい”の口上から始まる

その口上が楽しみであった、大道芸人の魔術のような手品、子供心に不思議でならなかっ

た!

なにより、あの語り口調が素晴らしかった

間の取り方、抑揚、話のお落とし所、子供ながらにメロメロであった

今、あんな名調子、寅さんぐらいである

最前列で聞きほれながら、何回も見ていた!

露天から消えた万能料理具がテレビショッピングに出ている

お祭りも夢がなくなりつつある

それでも、祭りは私の一年に一度、童心に戻る、楽しい楽しい日なのである!

あと一ヶ月、あっという間に、祇園祭が来る!

平成19616