神器・太極「寶」が、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と、

   希望の光となることを願い、

今日11日に発信するものです。

                                        平成承禎

前略

東北大震災からあと5日で1年です。

重ねて「寶」の21年の歩みからは震災と大兄の来氷は、愚生には一瞬でありました

そして政府も東電も原子力委も識者も“想定外”を連呼です!!!

神器・太極「寶」の降臨に、文科省も文化庁も、中国歴史研究の諸先生も、歴史四学会

も“想定外”を連発するのであろう!!!

さて前四通では「寶」の五行思想・皇帝の数位から良くありません!

また待つ身も辛いものです。

大兄は愚生のセッカチ・執拗、傲慢な性分を懸念し先行きを諸々心配なさっておられる

筈です。

ご心配無く、希望は先般の手紙で述べました!!!最後はまな板の鯉、天と歴史に身を

委ねる所存です。

さて、生身の人間であります!!!この私ですら、「寶」の史実・真理に「0」コンマ、

0001%の不安が無い訳ではありません!!!

まして広範な美の世界を極めてこられたとは云え、大兄にとっては道教の世界は多少過

去に触れる領域は有っても、あまりに膨大な混沌の異世界です。

先般お送りした資料の通り、70名余の専門の先生が各分野を各々分担し『道教の大事

典』を刊行されている程です。

またたとえ大兄が「寶」の史実全てを感覚的に理解したとしても、やはり生身の人間で

2%前後の疑問や不安が残るのは当然で有ります!!!

2%の不安と愚生の0コンマ001%との差は、漢文化の歴史を覆す歴史的戦いです。

いかなる人と云えど、恐怖に近い数値です。

陶磁器学界の頂点を極められた大兄であります!!!その差は、市井の小生とは天と地

の差であります。

歴史の大任を委ねた大兄と愚生の距離を今一歩埋めるべくキ―を叩いております。

 

さて前回の書状で、寶本で深く触れて無かった★年号「開元」の「元」の語意が「寶」

で、「開元」の年号命名の真意は“「寶」の扉を開く”神器・太極「寶」製作元年の元号

との歴史的秘密を暴露いたしました。

★また「太極」と同年の「先天」の年号は、“天が生まれる前の先は”天地未明の混沌界、

「太極」でした。

この一年も経たない期間に元号を3度も変えた様に、神器・太極「寶」製作に対する玄

宗皇帝の意気込みと胸の鼓動が聞こえてくるようです。

711年〜712年の一年足らずの間に命名された歴史に特筆されるべき元号「太極」

「先天」「開元」は全て神器・太極「寶」が原因であります。

この年号の秘密を暴いた著書にも、愚生は一切出会っておりません!!!

さて、二番目の書状で★@唐代のあらゆる傍証が「寶」の史実を指し示し、地球上に存

在しない焼成不可能な唐白磁の存在そのものが、ズバリ玄宗皇帝の勅令で制作されたと、

明快にお答えいたしました。

     また、個々の歴史学者約70名、そして4550名が会員登録する歴史四学会が、「寶」

の是非に異論反論できず、今日現在も完全沈黙を保つ事、それ自体が史実の証左と御確

認いただきました。

     Bまた愚生にNHK経営委員会座長・故草柳大蔵先生、学習院女史非常勤講師・故吉

野裕子博士・京都藤井有鄰館・藤井善三郎館長・故皇學館上杉千郷理事長・万葉史家・

黒川総三先生・その他日本を代表する各位から深いご理解と支持を賜っている事もお伝

えしました。

更に中国を代表する王敏女史・劉博士も異論反論はその後も一切ありません。

またそこまで到達するまでに@富山県中央研究所A寺井町・九谷焼研究所B富山県愛石

協会会長C日本篆刻家協会会長D茨城篆刻博物館学芸員E岩手博物館F全国有名骨董店

その他、あらゆる関係機関も踏破して来た事もお伝えしました。

勿論、貴学会長谷部楽爾先生・伊藤郁太郎先生、お二人の名誉顧問も同様で御座います

それでも、なお人間は弱いものです。

神器・太極「寶」は約1300年前の歴史の彼方です。

しかも俗信・ト筮・占星・神仙思想その他、混沌の道教世界です。

関係諸本を調べ尽くしても、調べ尽くしても!!!なお1・2%の不安は残ります。

大兄が帰りの車の中で、拙者に霊的(オカルト的)な経験がなければここまで確信でき

ないのでは?!との意味の問い掛けをされました!!!

車中で私は

@     寶」解明時、死神か老子か誰か分からぬが、微笑する人の気配を背後に感じた恐怖体

験を話しました。

A     また「寶」解明後の正月元旦に“金色に彩られた七色の夢”を見たことを打ち明けま

した。

愚生が1・2%の不安から、何故0、001%にまで、殆ど完璧に近い確信をもったの

か?!!!!大兄に今一つ信じられない霊的な体験をお話いたします!!!

少し前置きを致します。

それは10年前に亡くなりましたが、愚生を何十年間、陰に日なたに支えてくれた辰兄

貴の事であります。(本名能田辰也で辰也は、道教では北辰です)

辰兄貴は事業家でありながら博学、とりわけイスラム文明に関してNHKの論説員に負

けない程、造詣の深い人でした。

学生時代強度の聾唖に苛まれ、あらゆる宗教の門を叩き、生涯周囲の人の苦悩を一身に

受け止める、仁侠の兄貴分でした。

その義兄が「寶」解明後のある日、愚生に問いました!!!

道教の「道」の教えにある「道理」のその向こうに何がある????!!!と、愚弟に

正眼の構えでズバリ切り込んで来ました。

愚弟は即座に「道理」の向こうは「真理」!!!と答えました。

それでは、「真理」とは何か!!!とたたみ掛けてきました!

愚弟は「真理」とは、言葉で表現のしようはありません!!!あえて答えるなら『光』

ですと答えました!!!

義兄は納得の表情で、無言でその場を後にしました。

そうなのです!!!

「寶」解明の最終段階のとある真夜中、夢か幻覚か、今となっては、記憶は定かであり

ませんが、私は確かに光の洗礼を受けたのです。

四畳部屋の闇の底で格闘をしていた時、部屋全体が一瞬真っ白となり、私の斜め上前方

に真っ白な太陽がそこにあるかのように!!!おびただしい光速の光が、緩やかに私の

全身を通り抜けしてゆくのです!!!

部屋の囲いは消えて真っ白な空間、そして熱いも痛いも感じません、おびただしい光の

光線が私の全身を通り抜けてゆくのです。

記憶的には数秒ですが、一瞬であったのかも知れません。

とにかく、映画のワンシーンのようで、その場で身動ぎもせず光の洗礼を全身で浴びて

いました。

「寶」の解明を祝福するような、優しい光のシャワーでした。

それまでまさに全身全霊で戦って参りました、そして最終段階で夢、幻の様な光の洗礼

を受けて以来、私の確信は、不動のものとなりました。

本心は100%でありますが、100%では傲慢になりますで、私は敢えて0、001%

と言っているのであります。

その不思議な体験があって寶本第8章「その四」283頁の冒頭「光と言葉」について

の書き出しとなったのであります。

でありますから神器・太極「寶」の史実・真理は天地不動であります。

一昨年ノーベル文学賞受賞かと騒がれた、村上春樹氏の著書「1Q84」の第2巻・

469頁に「正しい歴史を奪う事は、人格の一部を奪う事と同じで、それは犯罪だ」と

あります。

まさに、「寶」の史実、歴史を黙殺する歴史四学会の行為はまさに歴史に対する犯罪、大

罪であります。

彼らに想定外を連呼する東電幹部・原子力保安委・関係者を非難する資格はゼロであり

ます。

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地が騒いでおります。

・・・・・・・・・・・・・・・

大難は小難・小難は無難を心の中で呪文しております。

ひとえに、一日も早い「寶」の処遇です。

最後に道教的に言うなら、歴史が真人大兄を選びました!!!!

日本の文化の底力を世界に発信しようではありませんか!!!!

当地、氷見にも春の足音は確かであります。

多忙な大兄です、くれぐれもご自愛のほどを衷心よりお祈り致しております。

                                     敬白

平成2436