運動会の思い出

 

小学生の頃、運動会がどちらかと言うと嫌いであった

原因はハッキリしている

走りが遅かったのである

ビリは一度もなかったが、必ずビリから数えたほうが早かった

負けず嫌いであった自分の心を痛く傷つけた

親を恨んだ事もあった

それと身長が人より小さかったので、絶えず行進の順は前から2・3番であった

中学だったか忘れたが一度、腹痛を理由に休んだ事があった

本格的初恋に入っていた

運動会の競争で一位になった事は一度も無かった

それでも小学校の頃の障害物競走は得意で、少しコンプレックスが癒された

中学へ行くとそれが無くなった!

中学生に長距離は無い

長距離は高校で出場!自分から名乗り出た

振り返って私の人生も完全な障害物レースであった

それも山あり谷ありどころではない!とんでもない長距離、落とし穴!障害物レース!

エベレスト、サハラ砂漠、密林アマゾン、地獄、極楽周遊コースであった!

しかも未だゴールが見えない!デスマッチ・レースである!

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今になって気がついた事であるが、足の速かった同級生で出世した男をあまり知らない

やはり短距離型である

私は長距離型

人生に不公平は無い

何でも思い出す

平成1962