「寶」
21年間待った
悲願である
そしてこの原稿は、もし「寶」が国立美術館に収まった時の、傍に添える解説文である
制限が何百字詰の原稿か分からないが、今から準備である
色々試行錯誤している
神器・太極「寶」 展示の白獅子の陶印は、中国4000年・文化の黄金期、唐代あの「長恨歌」で有名な開 元の天子、玄宗皇帝の勅令により、年号「太極」の翌年、開元(712年)〜天寶(74 2年)までの30年(推定準備期間に2年焼成に25年印面篆刻に3年)の歳月を費やし、 延人員何千万人を動員して完成なった、唐朝の神器・太極「寶」(たから)です。 この印台は高さの四辺と上下八辺の長さは1mmの誤差が無く、しかも印台に空洞が有り ません。 このような陶磁器を焼成するのは不可能で、何千年の世界の陶磁史上に一点も存在しませ ん エジプト最大のピラミッド、クフ王墓が通説で20年です。 もし今日世界中の陶工が一堂に集結して再現を試みても、それは不可能世界への挑戦とな り、焼成にはアメリカNASAのアポロ計画に匹敵する総経費が必要と推定されます 歴代皇帝の璽印改め史上初めて「寶」と命名した天下の覇者象徴の神器で、中国史上唯一 無比のこれが『寶』です。 印面には、唐朝の皇宗、道教宇宙「太極」の「日界・月界・太上老君勅」の九文字が刻ま れております。 中央「太上老君」とは道教開祖と崇められる「老子」の尊称で、「勅」は教勅の意で、皇帝 専用語です。 また日界・月界は陰陽思想で中央五文字の五行思想と合わせて陰陽五行思想が秘められて おります。 また、道教伝説にある、光の文字で印されてあったと伝わる{天書}、また老子五千言第四 十章から生まれた“幻の器”これが「方円の器」であります。 この韻文「九文字」は道教の最高奥義隠形術で太極し未来の超スーパー・コンピューター でも創造と解析不可能な漢宇宙であります。 太極の「太」は無限大で、それを極限に極小した宇宙はイギリスのホーキング博士が提唱 する現代宇宙理論のビック・バーン・モデル宇宙であります。 この「太極」奇跡の韻文を考案したのが、玄宗皇帝の師である唐代道教茅山派12代宗師・ 司馬承禎です。 この焼成不可能な焼き物と、天文学的確率の解析と創造不可能な神の文言を鎮護している のが、有徳の帝王の御代に現れると云う伝説の白獅子「白澤」です。 漢文化圏に伝播した獅子文化の基はこの白澤で、その伝播面域は“万里の長城”を凌駕致 します。 この獅子印「寶」は唐朝の神器の為、製造段階から壮大な「元玄皇帝廟」に奉納されるま で隠秘の勅令が発せられ、当時も以後の約1300年間も誰一人知る術なく、完成なって 年号を天寶(742年)と改元したのです。 天寶年間の安史の乱(755年)で、賊軍に奪われ以後、約1300年間歴史の闇に消え ていたのであります。 愚生平成承禎が解明期間も含め約20年の歳月を費やし、日本国文化の威信を懸けて史上 初めて世界に公開するものであります 以上詳しくは美術館の資料をお求めください。
平成24年1月15日 平成承禎 |