★★★★★★★★★
『新・堕落論』石原慎太郎
高岡の書店で迷わず手にした
表紙に石原都知事の遺書とある
私は石原都知事こそ日本の総理にと願っている
今日本のリーダーでナンバーワンであろう
三島由紀夫との思い出ものっている
そうそう、たしか「憂国」と云う映画を見た
壮絶な切腹シーンが、今も脳裏に残っている
「盾の会」も覚えている
あのバルコ二ィーで自衛隊の決起を叫んでいた姿が昨日の事のように浮かんだ
三島由紀夫の短編も幾つか読んだ記憶がある
書中の核に関しては全くの同意見である
それにしても、石原慎太郎先生は凄い人だ
いまさら言わなくても、当然だが、我々と比較したら大学教授と小学生の差である
「首都の不安」の章を読んでいると、その凄さがオボロゲに分かる
全く・自嘲してしまう
ホント
読んでいて、自分の内外文学の量の決定的違いが分かる
致命的である
今さら、文学は無理である
感性、心の触角が鈍感になっている
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165頁のホーキング博士の話と知事の質問の下りは、興味津々であった
この著書の題名は『新・堕落論』である。
恐らく石原先生の脳裏には『続・堕落論』の続編の構想がある筈である
著書はその前哨戦であろう
いずれにしても、この本は、日本人の一定レベルの男の必読書である
平成24年1月20日