下呂・狛犬博物館
過去二三年、下呂温泉にある狛犬博物館行きたいと思いつつ行けなかった
町内のツルヤ味噌の会長から故上杉千郷先生が尽力された博物館と伺っていた
鶴谷会長と上杉先生は戦友で戦後一貫して親交があった
上杉先生は岐阜古川の宮司の家に生まれ、十年前長崎諏訪大社の宮司であった
そして最後は皇学館大学の理事長を務められた
10年程前に岐阜古川へ行った時、「狛犬博物館」があった
その館長が上杉先生であった
当時先生は長崎諏訪大社の宮司を務められていた
帰ってきて、即刻長崎諏訪大社の上杉先生宛てに寶本をお送りした
数日後その私に長距離電話が入った
「このような観点から狛犬を研究されたのは日本で初めてです」。
そして「寶」本に最大級の敬意を払って戴いた
以来、ツルヤ会長が度々、私の事務所を訪れ、上杉先生の近況を伝えに来られた
亡くなられる一年程前、上杉先生は狛犬についての本を出版なされた
その本をツルヤ会長が私の事務所にこられ、披露された。
約10年間、私の事を気にしておられたのが、良く分かった
「寶」の戦いも一段落した
行楽の秋である
数日前、意を決して車を飛ばした
朝の5時からである
狛犬博物館は下呂温泉の一角の合掌村の中にあった
博物館入口正面の獅子に載る文殊菩薩はなかなかの作品であった
そうそう、我が町内の上日寺の掛け軸の宝物の文殊菩薩も獅子に載っていた
今度散歩の時、確認してみよう。
平成23年10月26日