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宮本武蔵『五輪書』

 

そうとう昔、一度舐めた本である

読みたい本が無くなって、今一度手にした

武蔵は生涯不敗であったと云う

読んでいて著書の向こう側に武蔵の影が朧(おぼろ)げに見える

昔映画で、三船敏郎の武蔵、中村錦之助の武蔵を見た

片岡知恵蔵の武蔵もあった

その他、武蔵の映画は俳優が代わる度に何度も見た

吉川英治の「武蔵」も読んだ

記憶は薄れたが、たしか「その後の武蔵」も読んだ筈である

沢庵和尚との出会い

お通とのすれ違い

同郷の又蔵も登場した

弟子で養子の伊織

色々思い出す

そうそう柳生石舟斎との花の切り口のくだりは、今も私の記憶に鮮明である

吉岡一門との決闘

巌流島での小次郎との決闘

宝蔵院の棒術、鎖ガマの宍戸梅軒との決闘

何でも思い出す

そんな事をアレコレ頭に浮かべながら読んでいた

この年になって武蔵が鮮明である

そうそう昔、刀剣協会にいた頃、武蔵が打った鍔(つば)を拝見した事がある

実戦的鍔で、さすが武蔵が打った鍔と感嘆した記憶がある

県立水墨美術館に日本の名刀展が開催している

今週中に見に行こう!!!

平成23105