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謎の女王卑弥呼

                    田辺昭三

今年古本屋で求めて、後回しになっていた本である

九州説・畿内説の邪馬台国論争は知っている

またその論争は魏志倭人伝から来ているのも知っている

女王卑弥呼の存在も一応知っている

「漢委奴国王」の金印の存在も一応知っている

しかし邪馬台国との関連付けまで詳しく知っていた訳ではない

なるほどなるほど、である

邪馬台国の論争は、江戸中期、新井白石(大和)と本居宣長(九州)の二人の説から論争

が始まったと云う

これは知らなかった

ビックリである

いずれにしても、こんな学問的論争に首を突っ込む気は無い

1300年前の「寶」を解明した承禎であるが、この問題は学者の論争を高みの見物!!!

眺めていれば良い

承禎なら邪馬台国は日本国土内で決着!!!終わりである

学者は爪の垢をほじくるのが好きだ

それにしても、この著者の参考文献に驚く

数えると80冊近い文献を基に書いている

しかも、小難しい学者の書いた本ばかりである

寶本の参考文献は一応159冊を掲げた

無茶苦茶調べた

馬鹿しか挑まない

日本で指折る馬鹿である

この著者も相当馬鹿である

寶本で日本の黎明期の時代に少し触れた

学問的でなく歴史をボカシして触れた

その意味で読んでおく必要があった

必然の帰着である

著者も大変である

今日本中の歴史学者に突きつける最終の内容証明書を書いている

その間の、時間の埋め合わせである

日本中の学者3000名は参集する四学会である

しかも東大・京大を筆頭に並みいる大学の教授達が名を連ねる

そこに内容証明書である

まさに現代のドンキホーテである

アーーーーー怖い

死に行くようなものである

!!!!!!!!!!!!!!

ホント

21年を費やした

約8万時間である

8万時間を21年と365日で割ると一日約10時間以上である

10時間に食事・風呂・トイレ・雑用に3時間として、13時間である

睡眠が4時間とすると計17時間である

残りが生活の為の仕事の時間である

・・・・・・・・・・・・・

よくぞ生き抜いて来たものである

でも死ぬほど楽しかったし苦しかった

一度しか無い人生である

後悔は全くない

絶景かな、絶景かなである

そうそう馬鹿に敬意を表して★五つである

平成23824