完璧の崩壊
東電も原子力委員会も恐らく日本の技術力の粋を集めた完璧の原発だと思っていただろう
原子炉建屋も強固でパイプラインも特殊合金で強度は200%邪魔ないと
思っていただろう
原子炉内部が損傷するなど有り得ないと思っていただろう
我々素人の幼稚な心配など、笑止千万であっただろう
世界に輸出する程の日本最高レベルの技術力の粋、と誇っていただろう
その、奢り、傲慢を、木っ端微塵に吹き飛ばした
私が解明した太極「寶」も完璧であった
(完璧の語源は、我々が用いる現代的意味とは異なる)
その「寶」の中に天隠してあった太極が日本中の歴史学者を木っ端微塵に粉砕した。
「寶」は唐代・唐朝の英才達が、それまでのあらゆる、伝説・神話を調査し、
そして唐朝の皇宗である道教の道理・法理・法則に完璧に則って、鳩首会議を開き形状・
寸法・獅子の容貌その他を決定した、完璧の神器なのである
しかも、1300度の制御不能な炎から完璧を焼成するため、27年の歳月を
要したのである
逆説的には神器「寶」が完璧であるからこそ、解明できたのである
完璧は一旦崩れると呆気なく脆い
世の中に完璧など有り得るのかと思うくらいである
英才達の知恵など、所詮は人間の知識の集積体である
印面の「九文字」、天才大宗師・司馬承禎の太極の核だけは、今も原子炉のマグマの如く
永遠の溶鉱炉である
これだけは日本中の中国歴史研究家が束になっても解明は無理である
アュインシュタインとホーキングと日本ならさしずめ藤原正彦先生の合体脳内宇宙である
神器「寶」の解明は太極の原子炉本体を覆っている建屋・配管・付属設備を
全部解体、分析しただけである
太極「九文字」の解明はアウトライン、全体像だけであります。
「寶」出現により、これまでの何億冊の著書が大震災同様、瓦礫の山と化した
まだ各学会の歴史学者は理解していない
本来なら各学会が声明を出さなければならない
次の原稿で瓦礫の山を列記しよう