★★★
「苦役列車」西村賢太
芥川賞受賞作品である
私は文学作品を読む気は殆ど無い
フィクションは面白くないのである
我々一般人には芥川賞作品自体あまり面白くない
しかし著者は中卒で、しかも中身は本人自身の生きざまらしい
たまたまテレビに本人が出ていて、是非読みたいと思っていた
10日間程したら、古本屋にビニールカバーをかけ準新刊本として並ぶまで待とうと思っ
ていたら、メグちゃんが買って読んでしまったとの事で、貸してくれた
これが中卒の人の文章かと、目を疑う
漢字の語句も幾つか読めなくて辞典を横に読んだ
メグはあまり面白くは無かったようだが、私は面白いと云うより興味深く読んだ
また昔、著者まで無いにしても、かなり苦役体験があって、親近感を持って読めた
さらに彼の逃げて行った女への見返し心情など、思いは似ている
私も商業高校のしかも尻から7番目であった
まさに、塞翁之馬である
一流大卒を尻目にこんな男が世に出るなんて、痛快である
小説も鋭いが、それよりも著者自身に興味津々である
テレビでいずれ父親の事を書くと云っている
それは是非読んでみたいものである
社会の最下層で蠢いてきたことが肌で感じる
私は生涯「寶」本一冊である
才能も蓄積も無い
ホント
せいぜいこのHPで恥かいて遊んでいた方が丁度良い
!!!!!!
ラストの文壇の評論的箇所は、著者の懐の深さが見える
著者の生き様と芥川賞に敬意を表して、マア★三つを献呈
メグちゃん有難う