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『心が迷ったとき読む本』

                   田中真澄

T病院から借りてきた新刊本である。

法学部と医学部を卒業した先生も心の迷いがあるのであろう

どんな人間にも迷い、悩みがある

上へゆけば、行くほど悩みが大きくなる

楽は下にあり、

振り返って、問題点は極力処理してきた

しかし処理した後から後から問題が発生する

そしてまた処理する

その時やはり迷う

右か左か

捨てるか

無視するか

逃げるか

戦うか

現在地は

現状は

残された人生の時間とにらめっこ

人間は死ぬまで迷う生物であろう

とりわけ私など死ぬ間際でも悩んでいるだろう。

処理しきれずあの世でも悩み、彷徨っている可能性が高い

みっともない死に方を晒したくない

本当は人にみとられて死にたくない

山奥で野垂れ死にするのも良い

遺書の中味を後悔し未練たらしく心配しているかもしれない

なかなかの本であった

参考になることも結構あった

とりわけ若い亮に是非読ませる本である

平成23115