「寶」シリーズ「はじめに」                  

 

このHP読者の日頃のご愛読に感謝して、

このシリーズを設けることに致しました

恐らく、皆さんは「寶」(たから=宝)

など何のこっちゃ、お分かりにならない

方が大半と
存じます

写真の焼き物で作った獅子の印鑑が「寶」

です。

「寶」は(たから)と読み、我々が常用し

ている「宝」の漢字はその俗字(簡略字)であります

本来は、これが「寶」の元の漢字なのです。

その「寶」の意味は『大漢和辞典』によると「神」「道」「たから・宝」「印章・はんこ」な

のです。

意味からすると「寶」(宝)イコール「印章・印鑑」であります

そして「神」とあります。

即ち神の印鑑・ハンコが「寶」なのです。

神だけが使う事の出来る道具、それは神器であります。

しかし、1300年間、この神器「寶」を誰一人見たことのある人は、いませんでした。

それが発見されたのです。

世界中で宝と云われる金銀財宝は多々あっても、宝の中の宝は、この獅子印「寶」一つな

のであります

その「寶」の存在を完璧に証明したのが私の「寶」本です

その解明には中国の殆んどの本を調べなければなりませんでした

その為大学の教授ですら、辞典と関係書本を片手に真剣に読まないと、理解できない「寶」

本です。

私が尊敬する黒川先生が、寶本を理解する人は富山県で10人いるかな?!と言われた程

です

富山県で10人なら、50都道府県と勘定したら全国で500人の世界です

倍としても1000人の世界です

ですから、皆さんが理解できなかったとしても、卑下(ひげ)したり、悲観したりしない

でください

東大卒の人が二人も、辞典を横に置いて読んでも、本当の理解には今一歩なのです

私のかかりつけの病院のT先生が、途中で挫折です

T先生は大学の法学部を卒業して更に医学部を受けなおして医者になった程の人です

しかもかなりの読書家です

それでも完読できません

マァ著者である私の力量にも問題があります

著書は難しく書くのはやさしいのですが、分かりやすく、また面白く書くのはかえって難

しいのです。

そんな訳で二三年前、改定「寶」本を大学の先生が分かるように書

きましたが、一般向けではありません

そこで、一念発起して、今一度、一から極力分かりやすく書いてみようと思った次第です

そんな訳で、出来れば皆さんも頑張って読んで戴ければありがたいです。

さて、この神噐・太極「寶」は、中国天子皇帝の玉璽(玉のハンコ)、そして中国道教の宝

印、完全無欠の「神」「道」「たから」を創造したものです

そしてこの「寶」はあの世界三大美女と謳われた楊貴妃の旦那さん玄宗皇帝の命令により

制作されたのです。

私は約8年をかけて、世界で一つしかない「寶」を解明し、約1300年間、歴史の闇で

あった中国史に光を当てたのです

そのため、中国文化の黄金期、唐代の歴史書のあらゆる分野の書物の書き直しの必要に迫

られているのです

前代未聞の事態に、日本中の大学の殆んどの先生が沈黙か背走したのであります。

それでは、ボチボチ解説してゆきます。

分からない語句は末尾★で解説して前進です

また「寶」解明に計り知れない威力を発揮した『大漢和辞典』を『大漢和』と略して進め

ます

『大漢和』は日本最大の漢和辞典です

ただ、今回は著書ではないので、思いついたところからランダムに書き進めます

それでは、1300年前の中国歴史の旅へどうぞ

 

平成21321

 

★「寶」たから、「宝」に同じで宝は俗字です

     神噐=天下の覇者がもつ宝物・天子皇帝の宝器

     玉璽=天子・皇帝の宝印