Sとの思いで

 

彼とは色んな思い出がある

間違いなく、俺より頭が良い

しかも切れる、

カミソリの如くである

しかし頭が良すぎて、逆にド壺にハマル

頭の良さに自信がありすぎる

これが、彼の欠点

頭が論理的なのである

血液型記憶ではAB型であったはず

であるから確信が状況の変化に的確に軌道修正できない

思考が直線的、鋭角的なのである

そしてド壺に嵌る

しかも、全てにおいて戦闘的な男である

頭は良いが、反面、頭が悪い

私は頭が悪い、しかし結構結果がついてくる

しかし女となると、完全に目が曇る

二人ともバツイチである

若気の至りにしては痛すぎる経験である

彼の場合、吉凶。コインの裏表である

やり過ぎの面がある

戦国時代なら軍師であるが、全面的に任せたら大敗する

さしずめ山本勘助であろう

リーマンショックで大損したろう!!!!

俺のHP見ておけば2000万は損しなかったであろう

参考意見は述べてもらう、3割は取り入れるが、後は別のタイプの軍師の意見を用いる

普通の男は彼とあまり付き合わないだろう

しかし私は何故か相性が合う

彼の本質は物凄く純真であることを知っているからである

理屈抜きの古い友人である

私と正反対のタイプである

そんな彼と付き合っていたある日、彼が私の逆鱗にふれた

私は絶交宣言をした

二度と来るな

俺と付き合うなら1000万円持って来いと

!!!!!!!!!!!!!!

次の日の晩、玄関にSが来て、100万円を持ってきた

マケテ欲しい

そしてこれまで通り付き合って欲しいと

!!!!!!!!!!!!!!!!

不足だがしからば100万円もらっておく

ホントの話である

読者でこんな経験をした人はまずいまい!!!!

7年程前、辰大兄が、黙っておれのポケットに100万円ねじ込んだ

「黙って、受け取れ、何も言うなと」

人生で二回である

!!!!!!!!

ホントである

大兄辰とS二人が類人猿であった私の脳みそを、何とか人間らしくしてくれた

彼らと出会っていなければ、島尾のサルであった

そんなSと昨年暮れ久しぶりに会ったが、人間に丸みが出来てきたと思いきや

増々戦闘的になっていた

かれは裁判が好きである

疲れないかと思う

それでも元気があって、こちらも刺激がうける

長い付き合いと云うものはいいものだ

Sも戦う

戦場は異なれど、俺も戦う

 

平成23114