開業Sの窮地
Sが開業して一・二年程経った頃であろうか?
記憶は定かで無い。
そんな彼が夜の九時頃、切迫した声で電話がかかってきた
冷徹な彼にしては、珍しく慌てているのが電話の声で分かった
明日女を一人用意して欲しい
俺の仕事の命運がかかっている
何とかしてくれないか!
兎に角そっちへ行くから相談に乗って欲しい
・・・・・・・・!!!!
女は彼の不得意分野
俺?????
前項の節税と子供の教育は苦手
当時女遊びは二三人程度でそれほど得意分野では無い
それでも、マッタク当てが無い訳でも無かった
兎に角、来い
話しを聞いたら実は今日取引のお医者に紹介した女がホテルの約束をすっぽかしたと云う
相手の医者の年は?
70を越している!
分かった
飲み屋に行くぞ
!!!!!!!!!!!!