マル秘・現金問屋C
500万円パーになるかも知れない話に、まったく勝算ゼロと云うわけでは無い
なぜなら
私に薬屋の知人がいた事。
また、ある大病院の先生が知人にいたこと
それに同級生と知人に製薬会社の販売員がいたこと
それらが、私の頭の中にあった
いざとなったら、力になってくれるだろうとの思惑もあった
しかし、後から分かったことだが、その量が、それ程膨大な数量とは予測外であった
案の定、一ヶ月もたたないうちに出荷の出足が止まった
・ ・・・・・・・・・・
ヤバイ
私の脳に即、赤信号が止まった
私はまず同級生の卒業名簿を調べ、製薬会社に勤務するK氏と連絡を取った
するとKは、君は騙されたとしか言い様が無い
とんでもない数量であるとの内容であった
今一人の知人のプロパーにも聞いたが同様であった
参った
私はSに相談せずに薬屋の0氏に即相談した
そうしたら東京神田神保町・大阪どっしょ町に薬の現金問屋があると言う
私は電話帳で調べた現金問屋に即電話を入れた
すると、その会社の社長は現物を見ないと分からないが、本物なら買う!!!
数量は?一本買取価格は75円
正確には記憶していないがそれくらいの価格であった
会社は東京世田谷であった
即、トラックに積み込み、東京である