★★★
「中国人の宗教・道教とは何か」
松本浩一
これも古本屋で350円。
痛かった。
それでも、舐めておく必要がある
多くの学者より深く広く勉強した自負がある
それでも、何章かは、朧の箇所があって、フムフムであった
「寶」本を送ってあげようかと思ったが止めた
何十人の学者に失望してきた
一流は勇気・覚悟・信念があるかで、殆んどが二流であった
少なくとも大学文系の補助金は、三分の二はカットである
金銭に苦しくなくては真の知、知の目が開かない
「寶」は死ぬ気でないと観えない「寶」であった
漢大宇宙、歴史の大海原であった
今も、学会が右往左往である
皆「寶」の前に沈黙か遁走である
それは学問の放棄・敵前逃亡である
正面から論陣を張って向かってきて欲しいものである
漢文化の歴史上これほど凄い歴史の謎を解き明かした事はなかろう
ドイツのシュリーマン位である
我ながら呆れる
204頁に司馬承禎が載る
そして224頁に東大名誉教授の窪徳忠(のりただ)が登場する
彼は私の詰問に遁走していった
彼の本は『道教史』であった
『寶』本に何にも参考にも。得るものもなかった
何にも得るものも無い事が分かった事が。唯一の得た事であった
東大が氷見の唐島の灯台のように身近に感じた事が一番の収穫であった
この程度かと、唖然とした
最近読んだ藤原先生の著書を読んで、それらの現状を納得した
筑波の○池先生の本もお笑いである
巻末の文献案内に坂出祥伸(よしのぶ)増尾伸一郎・野口鐡朗先生、その他の名前が載る
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それ以上、今はストップである
まあ勉強のオサライで★マークをつけておこう
平成22年11月27日