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『戦略を持たない日本』
渋谷司
110頁
時々目にも耳にもしているがこの際メモをしておこう。
国家公務員試験にはT種・U種・V種の区分がある
T種キャリアを幹部候補生
それ以外ノンキャリア。一般の国家公務員と呼ばれる
キャリアで法律・行政・経済で合格したら事務官・各省官僚の最高位は事務次官
同じキャリアでも人間科学・理工・農学は技官
各省のトップは内閣総理大臣が任命する
@ 大臣A副大臣B政務官C事務次官の順番である
事務次官には東大法学部が圧倒的に多い
技官の出世の道は狭い
「寶」で知った東大の教授は二人
いずれにしても現代の日本版科挙である
身近に東大卒の人お二人とお付き合いさせて戴いている
また玉書を賜った故草柳大蔵先生は東大法学部であった
いちいち大学の教授の経歴を調べていないが、あと何人か東大卒はいるであろう
おそらく氷見市で東大卒の人と5人も6人も交友・交信している人間は殆んどいないだろう
であるから、それ程東大に恐れをいだかない
東大生を教える教授が大した事が無かったからである
しかし東大の人とお付き合いさせていただいていると、やはり大したものと感心させられる事もしばしばある
寶でやりとりしている文化庁の斉藤氏は東大卒か?どうか分からない
この本は、これらを改めて確認しただけで買った価値があった
承禎は雨晴岩崎鼻灯台卒である
敵を知って己を知って戦ったら、逃げよう
それでも、藤原正彦先生に言わせれば。偏差値で抽出された東大卒など、大した事は無い
と子供扱いであった
承禎として一目は置くが。気持ちの上では、対等以上である
恐ろしい
龍馬は徳川幕府の東大エリートをなぎ倒した
龍馬も土佐の灯台卒であった
龍馬も商人の血を色濃く宿していた
考えれば事業家の故松下幸之助も本田宗一郎も確か中卒か高卒であった
二人とも東大卒を何十人・何百人使っていた
大した事は無い
式部ならお二人と対等に話をするであろう、式部の方がモット頭が良い
ホント
バラバラと読んで、著者は殆んど私の思っている事を書いておられる
「寶」の事があって、対中国問題に関し今少し沈黙するしか無い
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