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「遥かなるケンブリッジ」藤原正彦
藤原先生の『若き数学者のアメリカ』を読んでメチャクチャ面白かった
古本屋で一緒に買ってきた本である
当然他の本より先に読む
58頁・代数的整数論・保型関数論・アルベール多様体・代数群・解析数論。
また71頁、代数多様体上の有理点の分布に関するものなどなど!
私には、遥か彼方の宇宙である
いやアュンシュ・タインやホーキングの宇宙論の方が分かりやすい
たしか、藤原先生は500年後の数学を研究していると、どこかで書いておられた
我々には及びもつかない、宇宙である
それでも、チンプンカンプンでも生涯に一度先生の講義を受講したいものである
勿論わかる筈は無い
雰囲気だけである
それでも中学時代数学は得意であった
夏休みの補習のクラス分け4段階のABCDのAクラスであった
中学時代の数学の先生がスバラシかった
それが高校時代一転大嫌いになった
まず代数のような面倒な計算が嫌いであった
そして数学担当の先生が最低であった
全く抑揚メリハリの無い授業で、サヨウナラ!であった
3年間寝ているか、欠課か禅修業であった
3年生になると教科書が見当たらなくなった
数学担当の先生と女の存在それにマージャンがなかったら、ヒョットしたら博士?・・・
やはり完璧に無理である!馬鹿士である
脳の質があまりに劣る
藤原先生の文章を考えるに大きな差がある
ホント
最近、その差が分かるだけ、かなり進歩した
天空の彼方である
その差は埋めようが無い程遠い
これまで「寶」で何十人もの大學教授を睥睨、撃退してきた
恐ろしい話である
これからも、そんな場面はある話である
大學の先生は高校の先生の少々上、そう自分に言い聞かすしか無い
著書には大學教授の楽屋裏が書いてある
まあ話はケンブリッチ大学である
日本の大学では無い
それでも、読んで良かった
自分は高校の商業科しかも後ろから10番以内
立派なものである
大学の匂いだけでも十分堪能した
ケンブリッジ大学の門をくぐった気分である
面白かった
平成22年11月11日