氷見活性化の最後

 

粛啓

活性化の提言を渾身の思いで諸々書いた。

知恵は無限、私には、まだまだアイデアはある

しかし空しい思いで一杯である

氷見市民の風土病であろう・・・・・!!!!

暗澹たる思いである

最終章である、重複になるが次の世代の為に今一度書きとめておこう

さて氷見市は基本的に農林水産業に商工業などの基盤に成り立って来た

その農業の一軒あたりの反面積は砺波平野などと比較すればわかるように小さい

また商業の衰退は目を覆うばかりである

工業は4・5の大手の会社はあるが、長い目で考えれば興亡がある

100年いや末代に亘る普遍的基幹産業は観光産業なのである

まさに日本海に突き出た能登半島の喉元、この氷見市の最大の戦略的財産は、農林業と漁

業を基盤とする観光産業に尽きるのである

その観光産業に直接間接に携わる人は多い

氷見市の漁業、水産物の加工業者、お菓子業者、お土産品業者、氷見の戦略品である氷見

のうどん業者、民宿への諸々の納入業者、建物の塗装・配管・電気・内装・備品その他メ

ンテナス業者

全民宿の総合固定資産税は、コマツ製作所より大きい筈である

また、市内の寿司屋、割烹、飲食店、レストランその他も、観光客に負う比重も少なから

ずある、

即ち、氷見市は基本的に、観光産業の上に成り立っていると言って過言では無い

景観は全国的にも遜色の無い対岸の立山連峰と能登へ続く灘浦の海岸線である

魚は勿論メジャー級である

この目(視覚)で楽しむ景観と舌で楽しむ(視覚)に加え、耳(聴覚)で訴える事がなされていな

私は『氷見港』の歌碑建立の署名簿を多くの方々に協力を戴き約2050人の署名を集めた

そして私はこのHPで何度も訴えている

『氷見港』以外にも『氷見の雪』『厳冬富山湾』他聴覚に訴える歌がある

氷見漁港、氷見駅、薮田海岸・中の橋などで何故、流かさないのか、不思議でならない

函館へ行けば北島三郎の「函館の人」が大きなスピーカーで流されていると聞く

オフィスや商店などにBGMを流すくらいである

視覚、味覚、聴覚は観光客をもてなす最低限の三原則と考えるのだが、その聴覚に訴える

ことがなされていない

数年前、街中賑わい事業として氷見市中央町商店街でレストランがオープンしたが、経営

者が何度も替わり、開店休業状態である

構想考え方が稚拙過ぎるのである

トップリーダー達の考えが甘すぎるのである

真剣に生きていないのである

民間の会社や、個人商店なら、完全に倒産である

今、能越自動車道の全線開通が数年後に迫っている

能登海岸線の石川県側は中波まで橋脚が建っている

宇波インターが出来れば、一気に?がる

現在、中京圏からの観光客は、既に氷見市は日帰りコースになりつつある

能越自動車道が全線?がれば、中京圏の観光客の目は奥能登に向く

奥能登を視野にいれた一泊コースとなれば、和倉温泉が拠点となる

即ち、氷見市は素通りされるのである

恐らく、民宿などは、:現在の宿泊客の2割〜3割減る事が想像される

普通の商売で2割3割お客が減る事態は危機的状況に追い込まれるのである

仮に給料20万円の人が25分減ったとすれば、15万円となる

それで生活を余儀なくされると同じなのである

氷見市全体の民宿は現在でも悪戦苦闘の状況である

実情は土曜日・日曜日、祭日で何とか生きているのが実情であろう

その現在の実情から更に2・3割減となれば、大変な事態である

和倉温泉に一泊78千円台の湯快リゾート・グループが進出した

氷見市の民宿業者でこの料金で対抗できる民宿は殆んどいないであろう

今、和倉温泉の各民宿ホテルは戦場と化している

その湯快リゾートグループは氷見の観光市場を眼中に入れていないと聞く

全国メジャーの観光会社がマーケット・リサーチして眼中外である

巨視的に考えれば、私でもそう思う

氷見市のトップリーダーは何を考えているのか、私には、蜃気楼である

脳構造が漫画か綿菓子である

ある人が云った、能越自動車道が氷見でストップすればよいと

現実を無視した単細胞の発想である

最早、個々の民宿の対応や努力を超る難問が迫っているのである

それに対し市当局も観光協会も、市会議員も何もしていないと同じに私には映る

総合戦略と戦術、現状認識が、全くなっていないのである

市にはお金が無いなどの、理由は全くのいい訳である

私の家業の不動産業界は氷河期である

過去10年、笹舟が荒波に翻弄されてきた

氷見中のどんな経営者でも、乗り切ってこれなかったであろう

比較は出来ないが財政状況は現在の氷見市と同じ、いやそれより悪い

当局に言いたいお金が無いなら知恵を絞れといいたい

いや、絞る知恵がないのであるから、私のキトキト提言49案の内、まだ実施されていない

40以上の提案の中で、実施できるものから、順次着実に実施する方が、より現実的である

提案は、極力お金のかからないアイデアの筈である

観光客を素通りさせない、真の中身が求められる

不二子不二雄の漫画の活用はこれでストップである

これ以上すると頭が漫画かと疑がわれる

町全体が軽薄になる

何度も云うが、歴史文化こそ、戦略の要なのである

それには、浅野総一郎・斉藤弥九郎、そして大友家持がいる

また、能面師・氷見宗忠や能の宝生流「藤」がある

また灘浦の「垂姫伝説」と、神武天皇につながる歴史ロマンがある

それらの歴史ロマンと呉西地区全体、取り分け高岡の観光協会と手を携えた、戦略が求め

られる

これまで提携が強いとは到底云い難い

高岡市も歴史文化を観光の要として売り出している

氷見市のトップ階層に、そのことの重要性を認識している人が余りに少ない

急がねばならない

市長はじめ三役そして観光課・観光協会の全役員、市会議員、商工会議所役員、ロータリ

ーライオンズ各役員、婦人会役員、農協役員・青年会議所役員、私の「キトキト提言」全

てを一読されたし

私の約20年におよぶ「寶」の戦いが最終章にきている

最早これ以上氷見市の諸問題に時間を割く事が出来ない

以上「愛する氷見」のため声を大にして、今一度言っておきます

                                                         敬白

 

平成22721