記憶に残る料理D
私が生涯で最高の料理をご馳走になったのは昭和40年の多分秋頃であろう
入社した年、我々は見習い研修生であった
その研修生の指導員が東田さんと云う先輩であった
下の名前を忘れた・・・申し訳ない限りである
東田さんは甲子園に住んでおられた
記憶は定かでないが、森と言うか林に囲まれた閑静な住宅街にあった
広さまで記憶は無いが、かなり広い、しかも古いお宅であった
豪邸でもないが、木造でしかも落ち着きのある上品なお家であったと記憶している
東田さんのお母さんも上品なおとなしい感じの方であった
息子の部下となる6人の研修生である
招いた我々にお母さんは、ご馳走を用意されていた
素晴らしい料理であった
宮中晩餐会でも、こんな料理するかいな!!!!!?と言う見事な料理であった
今でも考えられない料理である!!!!
ホント
兎に角、六人全員、息を呑んで箸をつけられない程であった
一品一品が芸術品なのである
・ ・・・・・・・・・・・・・
何日前から下準備しておられたのか、想像が付かない
母心である
!!!!!!!!!!!
全部手作りであった!!!!
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帝国ホテルのコックさんが2人掛かりで、前日から用意したのでは????!
と思うくらいの、考えられない料理であった
10年程前であろうか、その東田さんが、会社の同僚と氷見に遊びに来られた
何十年ぶりの再会であった
寸刻争う「寶」本の戦いの真っ最中であったが、駆けつけ、短い時間であったが、その時
のご馳走のお礼を述べた
粗食の私に、神様は一生に一度、素晴らしい宮中料理を振舞ってくれた
!!!!!!!!!!!!
そうそう忘れていたエラーの家庭料理
ブビーの朝食
これも愛情がこもっていた
料理は真心である
!!!!!!!!!
平成22年1月24日