感動と記憶に残る、食事その@

 

間違いなく粗食派人生である

これでは私の美味しん坊人生は余りに哀れ

そこで私の人生で記憶に残る食事または華麗な晩餐会を記しておこう

 

@     昔、千里ブロックの営業をしていた時、高山の安宿で一泊した

  その晩飯に、アサリの味噌汁が出された

   赤味噌で三つ葉と一切れの柚子が入っていた

  余りの美味しさに御代わりを宿に二度三度、御願いしたことを覚えている

疲れもあったのかもしれない 

兎に角、最高であった!!!!

 

A     立山登山

頂上に辿り着いて、食べた白いおにぎりが兎に角美味しかったのを覚えている

おにぎりの中に梅干だけである

それでも、どんなご馳走より美味しかったのを覚えている

「空き腹は最高のご馳走」と言う

眼下の景色を眺めを加え、甘露、甘露であった

     (それも自分で作って行った大きなおにぎり)

B     亡くなった義兄弟が、美味いぞ!と言って持ってきてくれた

カナダ産のサーモン・キング紅シャケであった

シャケであんな美味しいのを食べたことは無かった

いや、どんな魚より美味しかった

河に遡る前の河口付近で獲れたシャケとの説明であった

兄貴は、食品加工をしており、しかも酒の飲まない分、舌は確かであった

まさに感動であった

C○子の実家の母親が煮た大豆である

  大豆の煮付けなど、お店の煮豆しか殆んど食べた事が無い

 したがって、比較する事が出来ないのだが、兎に角、硬からず、柔らかからず、味の染込

みと、そのソフト・まろやかさは、絶品であった。

粒に輝きがあった

一粒・一粒、味わって食べた

もったいない位であった

余りの美味しさに、近くのスナックのママ持っていって、賞味願った

勿論、料理上手のママである

そのママが、こんなに上手な煮豆生まれて初めて食べたと、感嘆していた

ママもどうして、こんな美味しく出来るのかと?絶賛であった

比較を知らない私の驚きが、間違いで無かったことに、安堵した

煮豆一粒にその人の人生と優しい心が凝縮してあった

                                  平成22123

 

     よく考えると感動の食べ物も粗品である

参った