町内の斑
わが町内の斑は湊川に面する家が殆んどである
戸数は16軒であろう
16軒の中で・私の年代で夫婦揃っている家が3軒
その3軒にも家族構成に何か問題がある
そして空き家が3軒ある
残りは70〜85才の昔・昔の女性の一人住まいである
東平蔵と密かに「妖怪」通り、または「全滅」通りと呼んでいる
男は皆、妖怪を嫌って、早々に北八代に逝かれました
残った妖怪達を見ていると、懸命な判断である
薔薇の花の完全に朽ち果てた、残骸である
「花の命は短くて」と云うが、花の時代があったのか????と想像もできない荒れ野原である
これは蜃気楼か悪夢である
火曜日と金曜日は可燃物の日である
その日の朝は、ゾロゾロ妖怪のおでましである
朝の爽やかな時間も、一瞬の内に霧散である
しかも午後になると、近くの家に妖怪たちが集り、いらぬ妖怪談義に興ずる
つい先ごろ、罵りあいしていた妖怪が笑って話し込んでいる
ホント
考えれば考えるほど、一人になって良かった
誤解が解けて妖怪と一緒にいる期間と、短い死期の期間を量りにかけたら、断然、後者を
取る
良く考えると、○ちゅんと○ちゃんあたりが、一番良い
ンーーーーーーーーー
それでも、色々考えるとやはり、一人が良い
マンダムである
小雨の湊川に目を落とす
緑が目に沁み、心を癒す
紫陽花はもうすぐである
しばしの静寂である
平成22年6月29日
メ○ちゃんに水をあける為、今日は3ツ入力
それで、パッパッと追加原稿を書いた
ハイ