初プレゼント

 

エラーに最初にプレゼントしたのが、

ネックレスである

しかし、エラーとの付き合いで最大の

ミステークであった

それは駅南にあるテクノドームで大き

なバザーがあった時である

エラーとトニャー3人で出かけた

二人ともコートを着ていて、寒かった

から多分
3月頃であろう

色々なお店が出店していたが、全体的に安物市の様相であった

広い会場である、二人が遠くに行っている間に、私は3000円のネックレスを店の主が1000

円に安くすると云うので、思わず買った

しかも裸のネックレスに、主に頼み込んで黒のケースに入れてもらった

お店の主も1000円のネックレスにケースを要求する私の頼みに呆れていたが、気軽に応じ

てくれた。

ケースが500円ならネックレスは500円である

ネックレスは鉄にメッキしたものであろう

ネックレスがアフリカの土人の首輪のようで、輪になって、ニ三回振らないと細長いケー

スに入らなかった

ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ

参った

男の自分でも安物が一目瞭然であった

厚かましく、それをエラーに渡したのである

自分でも、後から考えると目から火が出る程、格好が悪かった

ホント

エラーは東ヨーロッパの人間である

歴史的に戦乱を経験している国である

最後はお金より金・銀・宝石が身を守ることを知っている国柄である

多分、宝石・貴金属の目利きは日本の女性より上であろう

私にしたら多少ジーョクもあったが、エラーに見下されたようで、相当格好が悪かった

拒否もしなかったが、1000円のネックレスにサービスしてもらったケースだけで、中身が

分かる

エラーは殆んど中味も見ないで、コートにしまい込んだ

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一瞬、何とも云えない空気が、流れた

マズカッタ

赤面

今考えても目から火が出る、

参った

平成2232