手形

30歳頃である

私が千里ブロックを始める時、式部に300万円を借りにいった

強硬に、式部に頼んだ

すると式部は、分かった手形を切るなら、貸してあげよう

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参った

憤然と、私は二度と金を借りに来ない

その代わり、この家の敷居を二度と跨がない!!!!!!!!!!!!

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私は若かったと言うより甘かったのである

式部は心を鬼にして、言ったのである

いや、鬼ではなかろう

当然として、言い放ったのである

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恐れ入った

それがあって、やがて20年近く、疎遠状態であった

振り返って、その一言が、私の闘志に火を付けた

それがなければ、今頃どうなっていたか分からない

昔から言う「金銭は親子でも別」と

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感謝以外に何ものも無い

大したものである

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ホント

平成22219