いい加減A
考えると式部は茄子が大好きであった
焼き茄子など、5・6個ぺロリである
生姜などすりおろさない
鰹節をかけ、醤油をかけてぺロリである
そんな式部が鍋に一杯、茄子を煮た
どこか、茄子の甘みと云うか、何というか、味がおかしいのである
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原因は八百屋さんがもう商品にならない茄子を時々箱ごと買って来るのである
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いや多分タダで、貰って来たのであろう
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赤面では無い・・・・考えると、目から火がでる
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ホント
腐った茄子の箇所を綺麗に切り取って煮れば問題ないが、商売で時間が忙しい
しかも、元来性根が適当な人である
手際は良いが、多少なら良かろうと、パッ・パッ・ハ゜とやる
出来上がり、やはり味がおかしい
式部も後でチョット・不味(マズ)かったと、首を傾げる程である
小学から中学生頃である
子供心に、母親の適当さに呆れていた
式部は、そんな事に頓着する人間ではない
兎に角、スピードと安さと簡単さ、それに腹が膨れれば良しなのである
この性格にはホトホト観念であった
ホント