練炭・豆炭配達

 

雪ゾリの配達は炭俵が多かった

完全に1月〜2月の雪の時期である

しかし暖房用の練炭・豆炭は11月〜4月末頃まで配達があった

自転車の後ろの荷台に積んで配達する

ところが、後ろの荷台に積むと、重心が自転車の上の方にあって小学生の私には中々厄介

であった

初めは乗らなくても、両腕のハンドルがふらつくのである

練炭の場合何回か、ふらついて倒れ、割れた事があった

割れて商品にならなくなっても、問屋が無償で引き取り交換してくれると母親から教えら

れ安心した

そうそう倉庫から橋のまで坂になっていて、母親に何度か押してもらった記憶がある

その頃母親は衣料店を始めていた

そんな訳で、炭屋から衣料点の移行期3・4年の冬場の配達は私の役目であった

亡くなった7つ年上の兄貴が手伝っているのを殆んど記憶していない

不思議である

 

平成22126