仲人@
式部を語る時、結婚仲人の戦歴を抜きにしては語れない
私の知人が式部の事を仲人のプロといった!
仲人を「月下氷人」と言う
昔の人は仲人を“三組して一人前”と言う
昔から「仲人」人は、二番目の親とも云った
それ程、重いものである
その仲人を式部は生涯に90組以上したと言う
(先日もう一度書き出して数えたら100組超えていたと云う)
あともう少し上積みしたいと執念を燃やしていた
そのためであろう、介護施設に入る少し前、家族構成と本人の履歴書を持って、仲人にま
だ奔走していた
ホント
式部は呉服屋をしていた
だから、仲人をすれば、当然両家の引き出物を買って戴ける
おまけに、祝儀と祝宴のご馳走付きである。
一挙両得どころではない!
仲人をするには、結納から結婚式の式次第、作法も知っていなくてはならない
また、結婚式当日には、美容院で髪を結い、そして江戸縞の着物も着なくてはならない
現代のように、セレモニーセンターが事細かく手配する時代ではない
両家の仲人である!
式次第を全て頭に入れておかねばならない
大安吉日を選び、結納と結納返しの数やら何やら両家の調節を図るのである
両家の家族構成も頭に入れている
来賓の大体の人の顔ぶれも頭に入れている
それを、式部は殆んど一人でこなしてきたのである!
この承禎ですら負けるスーパー女であった
ホント
会社の上司や社長などの頼まれ仲人ではない
仲人仲間と言うか情報網の人は入れ替わり、何人か顔は覚えているが、殆んど全て一人で
纏め上げた仲人である
生涯にこれだけ仲人をした女性は恐らく氷見でいないだろう
いや富山県でも数少ないであろう