夏休みの宿題
夏休みの宿題に、たしか工作があった筈であるが、殆んど思い出せない
要するに、夏休みの宿題でも悩んだ事が無いのである
他の原稿を書きながら、フット一つだけ思い出だした
この原稿は勉強シリーズに載せるべきであった
順序が狂うが仕方が無い
それはともかく、家の隣の空き地が一時期、酒屋が借りていた時期があった
そこに、酒の空瓶が木箱に入って、うず高く詰まれてあった
倉庫に入りきれない空き瓶が、野ざらしになっていた
夏休み前、雨が降ると酒の空瓶のラベルが剥がれ落ちている
それを、集めて貯めて置く
色々の絵柄の酒のラベルがある
一升瓶の下側の四角いラベル
それに、三つ巴のような横長のラベルが糊付けされている
洗面器を横付けにして、水に浸すとラベルが剥がれる
丁度その頃である、「遊びシリーズ」に書いた切手集めに熱中していた
だから、その酒のラベル集めに、切手集め程ではないが、熱中した
色々なメーカーのカラフルな絵柄を見るのが好きであった
それを、画用紙に整理して夏休みの宿題にして、提出した事がある
私の小学時代の唯一の大作であったが、何の評価も、反応も無かった
一度に興味が薄れた
ホント
そうそう、夏である、その一升瓶から酒のにおいがした
コルク栓をポンと取り、鼻を近づけると、割と甘い匂いがした
そんなある日、父親と母親の目を盗んで、コップに少し酒を注いで飲んでみた
冷酒で好きになれそうも無い味で、ブルブルと悪寒が来た
それでもタバコ程、嫌悪感は無かった
祖父と父親がおいしそうに飲む酒である!ホロリとした覚えがある
結局、大人になって二つとも飲み吸いしている
考えると全て、子供時代に伏線があった
参った
平成22年2月4日