追加考察A「竜馬と斉藤」
先日読んだ「坂本龍馬伝」によると、明治元年前後に刊行された詩歌・書簡・略伝などに、
龍馬は一切載っていなかったと書いてある
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それから数年後、続々発刊された大衆的「志士列伝」にも龍馬は登場していないと云う
当時では志士列伝の100位以内にも名は出て来ないと云う
その龍馬が明治16年、高知の地方新聞の連載小説に載って漸く脚光を浴び人気が出たと
云う
即ち、富山新聞か北日本新聞どちらかの連載小説のり、富山県内で人気がでたと同様なの
である
当時は全国メジャーではなかった
そして司馬遼太郎の「龍馬がゆく」で、幕末の人気志士ナンバーワンに躍り出たのである
ひきかえ、斉藤弥九郎の幕末維新に果たした活躍は竜馬を完全に上回っている
氷見市が長い間浅野総一郎を店晒しにしていたと同様、弥九郎も市民すら行かない朝日山
公園の一隅に放置状態であった
氷見市は二人の全国メジャーの英傑を殆んど店晒し
自分とそんなに変わらない人間と思っている
90%の人間は、無関心と云うか、その偉大なレベルが分からないのである
夜郎自大と云うか何と云うか、相手が見えない
風土病
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小金を持つと天下を取ったように尊大になる
ホント
地政学的、風土病なのである
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平成21年12月3日