セミ・トンボ取り

 

★セミ取り

色んな昔の事を思い返していて、つい蝉取りの事を忘れていた

セミとりを誰と行ったか良く覚えていない

大勢で行った覚えもない

二・三人か、自分一人である

いや一人で行った方が多いだろう

結構得意であった

それでも何年も連続して行った覚えもない

それでも一時期かなり朝日山や氷見高校の裏山へ行った覚えがある

油蝉は良く捕まえられるので面白くない

やはり、スィチョンか、カナカナ蝉・ミンミン蝉である

捕まえ難いやつは、みな羽根が透き通っている蝉である

カナカナとミンミンは高い処にいてナカナカ捕まえられない

スイッチョンは氷見高校の横の梅林に確実いた

しかし気配の反応はあぶら蝉より、ナカナカ鋭い蝉である

蝉の王者はミンミンである

これを捕まえたら蝉採りの興味は一挙に霧散した

     トンボ採り

普通のトンボ・赤とんぼ・塩辛トンボ、銀ヤンマ・姫トンボ

そんな中でトンボの王者はやはり黒と黄色の縞模様の「鬼ヤンマ」である

とうとう捕まえた鬼ヤンマに紐を首に巻き、飛ばしていた

鬼ヤンマを捕まえたら、卒業であった

一度、捕まえた鬼ヤンマに指を噛まれた思い出がある

なかなか鋭い歯を持っている

今でも姫トンボは可愛い

そうそう無数の赤とんぼが一帯のススキ原に飛んでいる光景に子供心に詩情を感じた

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トンボや蝉を摂った、あの夏の日が懐かしい

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平成2213