ぱーかー(メンコ)

 

関東の方では、確かメンコと云う筈である

子供の頃の氷見では、パーカーと言っていた

丸い厚紙に絵が印刷され、何時の頃からかそれを遊びに工夫していたのである

セメントの階段の上から、お互い出し合ったパーカーを、一枚のパーカーで交互に叩いて下段

に落とす

落とした分は自分のものになる

遊び方は色々あって、忘れた

そうそう、叩き落とすパーカーに油を沁み込ませ、風を起こし威力増すよう、工夫してい

また、上着のボタンを外し、上着の風を味方にする、叩きかたも工夫した

廊下などの平板の上で相手のパーカーを裏返しにする遊び方もあった

斜めに並べた何十枚の一番前のパーカーを、そのまま裏返すと全部総取りである

なかなか難しく、成功すると、ヤッターーーーーーーーである

パーカーをポケットに入れて、隣の町内に他流試合にでかけた

子供心に、さすらいの勝負師のようであった

いや“さすらいの脳味噌・パーカー!であった

結構、パーカーは強かった

パーカーは町内の先輩のクヅさんが強かった

パーカーの天才であった

カチン玉も強かった

現代のゲーム機と違い、先輩達が遊びを工夫した

与えられた遊びと違い、創造の遊びであった

子供は皆、天才である

ホント

                                       平成21111