要望書

氷見市道の駅「海鮮館」●●●●殿

     粛啓

演歌歌手・故中島聖二さんの『氷見港』の歌碑が氷見市民千四百五十名、京都六百名、

計二千名以上の熱い願いにより、十一月二十三日、除幕式の運びとなりました。

署名は、観光客を迎える氷見市の玄関口である「海鮮館」に、この名曲『氷見港』を永

遠に流して欲しいとの熱い賛同の署名です。

故中島聖二氏は、京都を拠点に近畿圏一円に「氷見港」を声の限り歌い、観光氷見市を

宣伝していただきました。

そして中島美智夫人は現在も「灘浦慕情」で、氷見を熱唱し宣伝戴いております。

歌碑の題字は、お二人の活躍と、この趣旨に賛同戴いた堂故茂氷見市長の揮毫でありま

す。

立山連峰を望む名勝と、山海の幸に恵まれた、観光産業は氷見市の基幹産業です。

景観は視覚、そして海の幸は味覚です。

旅情を誘う氷見の演歌で迎える聴覚を合わせて「もてなし」の三原則です。

勿論、「氷見港」だけでなく「氷見の雪」「厳冬富山湾」、後に続く氷見の演歌も併せて、

流して戴き、合間に若者向けの軽音楽も流すことも、訪れる人の心を和ませ、より一層、

旅情をそそるものであります。

今、能越自動車道の全線開通となれば、奥能登を睨んだ観光拠点は和倉温泉に奪われる

危険が関係者のみならず市民の間でも叫ばれております。

重ねて観光は末代に亘る氷見市の基幹産業であり、今や「海鮮館」はその観光客を迎え

る玄関口、「迎賓館」であります。

今日まで関係者の一方ならぬご努力に敬意を払うものでありますが、七尾、和倉、佐々

波港、新湊市をはじめ、近隣市町村も観光客誘致に懸命の努力を払っております。

目先に甘んじ、基本原則すら欠いていては五年、十年先、その結果は明らかであります。

そのような訳で この「氷見港」歌碑建立を機に、海鮮館内外に、この名曲を流して戴く

ことを、二千名の署名者を代表して、謹んで要望するものであります。

敬白

 

「氷見港」歌碑建立世話人会・代表

 

                        幹事・浜井祐雄・山崎健・朝比奈まや・三国音楽教室

定塚音楽教室・あいやまガーデン増井俊一・三陽地所

                        京都・氷見友好会一同

                                                         平成二十一年十一月吉日