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『なぜ』

松下幸之助

 

古本屋で求めた

昭和40年5月の書である

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私が高校卒業し神戸に入社した年の本である

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過去に松下社長の本を1・2冊位は読んでいる筈だが記憶に無い

しかしこの本は確実に読んでいない

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大恐慌である!!!!

迷わず手にした

読んで中身が一つも古くなっていない

驚きである

モノの本質を見ておられるからである

ソニーの盛田社長

本田宗一郎

皆さん凄かった

著書で信賞必罰と権威のことに納得した

確か皆さん亡くなられた

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日本の基礎を造られた偉大な人達である

取り分け権威の失墜は今日の家庭から政治に至るまで、見抜いておられた

父権の簒奪

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驚きである

絶賛である

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小林よしのり氏、渡部昇一先生の基底と変らぬ

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読んでいて何度も涙が頬を伝った

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こんな大恐慌

大したことは無い

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勇気づけられた

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私の考えていることが、間違っていないと確信がもてた

涙もろくなっているせいもあるが、二度三度涙がこぼれた

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世に人ありである

                                           平成21611