「寶」エピソード
H大修館
ここまできたら出来る限りの事を書いておきたい
そのため時計の針を戻す
第2版の後に私は東京の大修館を訪ねている
大修館は「大漢和辞典」の出版社である
私は学者でも歴史家でも無い
商売人、事業家の端くれである
だから「大漢和辞典」の総括責任者、諸橋轍次博士よりこの出版社社長の鈴木一平社長に
感動を覚えた
そうそう図書館の二階の奥で、この大漢和のあとがきにのる鈴木一平社長の激白文を読ん
で、私は嗚咽していた事を思いだした
感動の涙で先に進まずその日は調べを中断した事が蘇って来た
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私は当時もし「寶」を東京から本格的に出版するなら、是非この大修館と密かに思ってい
た
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大修館を訪ね、その足で神田神保町、中国専門の2店に立ち寄っている
総点検は勿論であるが、記憶では獅子の事を中心に調べていた筈である
徹底的に調べねば気が済まなかったのである
平成19年1月21日