『水石』
後鳥羽天皇が身近に置いたという水石「夢の浮橋」の絵画が載る
そんなに昔からそのような趣味があったとは知らなかった
題名が水石とあるが一般には盆石と解釈している
「遠山にはじまって遠山に終わる」名言である
僕の町内に盆石40年間一筋の石男、敦賀氏がいる
彼は富山県の「語石会」の会長を務める
彼も奇石、珍石から最後は茶席の盆石になった
私の亡き父は盆石の収集家であった
敦賀氏は私の父達の影響をうけてのめり込んだのである
私の父は蒐集した石を何千回と磨いていた
そして石の台座を自分で造っていた
今も沢山の愛石が残る
亡き父親の宝物である
そんな影響をうけ、私は盆栽とか山野草展・水石展に時々足を運ぶ
父親の盆石を眺める嬉しそうな顔が脳裏をかすめる!
私も敦賀氏と何度か石探しに連れていってもらった
河原や海辺の何万個の石の中から探すのである
思い出がヨギル、図書館の小本である
平成21年4月6日