「寶」のエピソード@

 

この際「寶」解明執筆時代を極力他の私的な過去と区別して書き進めようと思う

後日この「寶」の箇所を切り取り、このHP「寶」コーナーに別途枠に新設しようと考えて

いる

勿論、「寶」の専属枠であるから、私的な部分は削除するつもりである

また補足が必要になる
事も考えられる

それを念頭に置いて書き進める

「寶」解明のエピソードを幾つか記しておこうと思うが、第1版の3年間は実は良く思い

出せないのである

第1版の小誌を手にして、どうして書いたのかと思い返しても、記憶が霧の中なのである

この「熱風録」40年間の中で記憶が蘇らない年月なのである。

時間があまりに圧縮されていているからであろう

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現実にあった話なのであろうか、私自身もいまだ半信半疑なのである

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むしろそれからの3版〜4版の記憶が確かなのである

気の遠くなる年月で拒否反応が記憶喪失を生じさせている

このコーナーの「黙示録」も同じである

この二つの体験を経験して生き抜ける人間は日本中で10人といるか????

即身成仏、生き仏と言われる・・・叡山、延暦寺の千日回峯に匹敵するであろう・・・・・・・・

いや私が今度生まれ変わってきてどちらを選ぶと言われれば間違いなく千日回峯を選ぶで

あろう

・・・・・承禎よ傲慢である・・・・・・・・・

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第1版と重複しているかも知れないが、それ以後の話として幾つか記しておこう

 

@     大晦日のキトキト舎の話はした

キトキト舎はジャズ喫茶である

私は「寶」本を書いている頃、ホントに良く通った

   キトキト舎の店舗をお世話した関係もあった

   また初期の店作りに協力もした

     本を読んでいても少しも音が邪魔にならない、むしろジャズを聴いていると頭が冴え

 てくるのである

    ジャズは人間の脳の原始的部分を活発にする作用を持っていると私は思っている

    今もジャズの曲の題名は1つも知らないが、大好きなのである

A     スナック紫陽花、このお店も良く通っていた

この「熱風録」ナンバー46「不思議な力その@」赤いフェアレディーのお店である

スナックで飲みながら一人本を読む

店の常連客は私を不思議に思ったであろう

高いお金を払って何で本を読むのか

私には常人に分からぬ理由があるのであった

研究に没入していても私は不動産屋である

ママや横の客と話をしなくてもスナックの人の動き、出入りの客数、それとは無しの

耳に入る話で、景気の動きを感じ取っているのである

新聞や経済誌、週刊誌だけでは、頭の経済である

また「寶」の壮大な謎を推理する、適度なアルコールは脳を活性化させるのである

このお店に限らず、当時良くあちこち出歩いた記憶がある

私は常人と少し異なる複眼、多重多角思考人間と自認している

食う為、生活の為「寶」を執筆しているのである

給料の貰える大学の学者先生と違うのである

気の狂うほど「寶」に没入していても、家族を喰わせる最低限の構えは片時も忘れた事

はなかった

喰うため、お金の為、生きるため、例え収入が極端に少なくなっても、その意識を持ち

続ける限り私はプロと考えている

この「熱風録」も漸く峠である

「寶」は私に取って文字通り人生の「寶」である

峠に茶屋が見えた

ここらで少し一服してゆこう

                  平成19119