先月、氷見市外の人に氷見市を知って頂く、ウォーク氷見?の企画があった。
広報もこれまで殆ど読まず、全く氷見市政に疎い私ですが、氷見市紹介のとても素晴らし
い企画でした。
市外の人に氷見市を散策しながら、氷見の良さを見ていただく。
その人たちの何%かの人が、いつか再びリターンして氷見を訪れる。
私はその企画を見て、この『環境・景観大賞』を提案いたします。
これも市当局には出費の少ない企画です。
@軒先景観賞
A建物景観マッチ賞
Bお庭・ガーデニング賞
C店舗・オフィス賞
Dハツラツ元気賞
最近家々の軒先の小さなスペースにちょっと足を止めて立ち止まりたくなる。小園芸
や坪庭、これからの季節、朝顔や風鈴、清水が涼しさを誘う演出、そんな趣向を凝らし
た家を時々見かけます。
私は金沢や京都に行ったとき、大きな寺院や有名な観光スポットより、普通の家の玄
関や一坪程度のコーナーの風情に思わず足を止めてしまいます。
そこに住む人のさりげない日々の生活に、深い教養と歴史の重みを感じるのです。
氷見も万葉の時代に遡る歴史のある街です。
観光客や道行く人が思わず家の前に足を止める、そんな家の住人の方に差し上げる
賞です。
これも上記と基本的に同じ考えですが、新築の家がその町並み、村の風景に溶け込ん
でいる家や建物、ビルを表彰しようという賞です。
その場合、大工、工務店、造園業者、左官業者を対象にします。
@軒先景観賞のお庭部門になります。
商店、飲食店、会社など全ての営業を営む個人、会社そのお店の店舗と飾りつけ、飲食
店の店作りとインテリア、オフィスの全体的雰囲気を総合して表彰する賞です。
接客態度、ハツラツとしたお店、元気なお店、会社などを表彰する賞。
これは、売り上げや利益にかかわらず、一生懸命がんばり、心遣いや気持ちが伝わって
くるお店や会社に差し上げる賞です。
氷見市民の美的センスは決して低くは無いと思うが、正直高くないのも事実です。
重ねて、金沢あたりに出かけた時、普通の家の軒先でも足を止めて感心する家が多々あります。
商店も飲食店も歴史から来る風格があり、ハイセンスです。
お店を飾る装飾小物もちょっと粋です。
新築の建物も景観と違和感が少ないように思います。しかも、そんなにお金を掛けてはいないの
に、粋でファッショナブルです。だから何も買わなくても、後学のためにと仕事柄足を運ぶ事がある
のです。
私は他市、他県の人がそんな欲求に駆られる、そんな氷見にするために市民の喚起を促し、この
ような賞を創設しては、と思います。
氷見の魚は新鮮で生きが良いため、余り料理には手を掛けません。京懐石がなぜ素晴らしいか
!!それは地域的ハンデ、運送手段の乏しい時代、どうすれば新鮮に見える料理を作るかに趣向
を凝らしたからです。
同じように、氷見は景勝地であるために特段の努力をしなくても観光客が来てくださいます。この
ために店作りや、店の飾りつけ、その他にそんなに注意や経費を払わなくても何となくやってゆけて
しまうのです。
この安易な考え方を改め、喚起促し、競争心を植え付ける意味で提唱したいと思います!!!
提案は商工観光化が選ぶ選考委員会とケーブルネット氷見で市民による投票を行い、一番投票の
多かったお店や家に投票した方の中から、抽選で3万円程度の商品券を授与する。
選ばれたお店、家、業者はペアでお好きな氷見市内の民宿へご招待する。
皆様いかがでしょうか???
尚、Aの『建物・景観マッチ賞』を設けるには、氷見市全体の基本的な”色”の選定が大切ではない
かと思います。
それは氷見市100年後の町の基本的イメージカラーです。
例えば、公共施設や大型建築物はベージュに近い薄茶色、クリーム色などを基本に・・・
市全体の環境色は山の緑、空と海の青、太陽の黄色、桜と梅の桃色・・・・
等等、広く市民から応募をしてはどうか?と考えます。