藤井有鄰館・藤井善三郎館長殿

 

前略

私事に忙殺され、ご無沙汰いたしておりました

同封「寶」の仮本、友人の勧めで、先月20日から一気に書き上げました

お忙しいかと存じますが、是非お読み戴きたく、逸る気持ちでキーを叩いております

今度は一般の人にも読んでいただけるよう、できる限り噛み砕いて書き上げた所存です

これ以上もこれ以下も私の能力では限界です

なにせ素人、門外漢です内容にアドバイス戴ければ幸いです

書中、王敏先生、吉野裕子先生、故草柳大蔵先生、出光美術館長谷部館長、その他の諸先

生と同列に藤井館長のお名前もお叱りを覚悟で、勝手ながら掲載させて戴きました

恩名を汚さぬよう、細心の気配りをした所存ですが、文面に間違いまたは配慮の足りぬ処

が有りましたら、書き換える所存です

その意味でも是非ご一読願います

私としてこの世紀の「寶」発見を世に問いたく、東京から出版したいと思っています

10日程前、大宅荘一ノンフィクション賞に応募してみました

その結果を見て、幻冬舎、講談社、角川書店各社に、順次申し入れようと考えております

それと以前、口頭ではありますが、この「寶」を貴館に寄贈したい旨をお伝えいたしまし

たが、是非お受け願いたいと考えております

個人が所蔵したり、金品で考える品で無い事は申すまでもありません

世界ナンバーワンの「寶」です。漢文化圏の至宝です

真なる価値をご理解戴く館長の元で、是非永久保管を強く希望致しております

5月初旬頃迄に、ご連絡の上、参上したいと考えております

それと同封ホームページ・アドレス、是非一度ご覧下さい

「寶」のHPと私の本業と、ライフワークのHP3本のアドレスです

昨日こちらは地震でしたが、幸い被害が小さく安堵致しております

以上取り急ぎにて失礼いたします

                                                         不乙

平成19326

                                                                                        平成承禎

速報!!

 平成19年3月31日 中国美術工芸品
  収蔵で世界的に有名な藤井館長より玉稿