将棋界奇々快々 河口俊彦
★★★
Aの事件に忙殺され3月〜5月で読んだ本は4冊であった
昨年の8月末は30冊であった、その数値を勘定しながら、遅れを取り返さんと7月14
冊8月はこの本で22冊、勘定に間違いなければ計51冊、昨年のペースを超えて余裕が
出た
今月は協会の研修旅行もありながら、精力的に読んだ
この本の題名を見て、きっと面白い本ではないかと、古本屋で買ってきたが、期待にたが
わぬ本であった
対局が終わったあとの棋士同士の感想戦、ドンドン遡って開戦の初手○○歩が敗因との下
りに、思わず吹き出し!!!!!!腹を抱えて笑った
勝負士の世界、名人同士の戦いの裏話、商売にも人生にも勉強になる
棋士の性格、前哨戦、戦い終えての裏話!!!!兎に角面白い!!!!
私は将棋も囲碁もヘタクソ、頭が悪い!!!!!!
子供の頃、近所の友達とよく縁台将棋をしていた
自分の特技はせいぜい五ツ並べ位である
頭が悪いのにプライドが高い、負けるのが大嫌いなのである
将棋や碁の強い人は文句無く頭が良い人と認めざるを得ない
プロは刻々変化する盤面を見ながら、瞬間、瞬間に百手程読むと何かの本で読んだ!
NHKの連続ドラマだったかな???!!!!!忘れた(将棋士の配役に中村勝雄!!)
信じられない世界である
昔2人の子供に、毎日詰め将棋を解かせた
息子は最後詰め将棋の15手攻めまでスイスイ解くようになった
県下の進学校へ進んだ娘は7手攻めで、それ以上上達せず、盤面を見ながら解けないと何
度も泣いていた
男の子と女の子の、頭の構造の違いをその時知った
こんな面白い本を時々挟まないと、重い政治本だけでは疲れる
雲上の名人であるが、読んでいて人間の顔が見えて楽しい
一芸は百般に通ずる
逆も真なり
私のような口八丁手八丁、無芸百般も一芸の心は分かると慰めている
良く考えると相撲取りが難しい経済学や哲学書を読んでいては大成しないだろう
第一それでは体が大きくならない
大飯喰って、寝て、カラオケか漫画、テレビでも見てリラックス
棋士があまり教養が無い事が分かって、少し安心した
それでも1つ凝りかかると大変な人種であろう
怖い・・・・・・これで一冊終わり・・・今月は読み止め
平成18年8月29日