近代中国は日本がつくった


  ★★★★★                  黄文雄

 

台湾生まれ、早稲田大学商学部卒業

             明治大学大学院修士課程終了

台湾ペンクラブ賞受賞

 

著書30頁、日本軍による南京大虐殺は中国のプロパガンダであることを、事も無げに知っ

ておられる

義和団の乱、鎮圧の日本軍の見事な統制、北京市民に神様と崇められた柴五郎中佐

知らない事が余りに多い

中国人にも常識人がいた事に驚かされる

中国の文明開化の手本は日本であった!

驚きの書である

中国革命の父と称えられる孫文は殆ど日本を拠点にしていた事は有名である

更に日本で学んだ政治家として魯迅、周恩来までは知っていたが!郭沫若は知らなかった

日本で共産主義に目覚め、希望に燃えて祖国のために立ち上がった周恩来、瞼を閉じる時、

中国最後の皇帝毛沢東に仕えた彼の胸中に去来したものは何であったろうか・・・・

泣いても笑っても一度しか無い人生である

男は自分自身の思想哲学に殉ずる生物である

それゆえに男は自分の人生を総括し納得したい生物である

若き日に祖国のために立ち上がった周恩来の理想と、最晩年の中国は余りに乖離している

周恩来は歴史に自分自身の人生をどのように位置づけ、どのような総括をしたのか・・・・・

私は連合赤軍の自殺した森○○(恒雄?名前忘れた)君がフット思い出された

たしか著書「赤い雪」?の題名であった

周恩来と森氏とスケールは全く違うが、一人の人間として観る時、次元が違うと簡単にカ

タヅケられない!

この本を読んで私の中国コンプレックスが完全に一掃された。

まさに日本の政治家、知識人必読の書である

また先生の著書に「日中戦争知られざる真実」があるという

私の胸に刺さっていた細菌部隊731部隊がその著書に本当の事が書いて有ると言う

しかしこれも実は日本軍が悩まされたのは伝染病であり、研究はそのためのものであった

との事である、安堵

細菌開発については、中ソの開発に対抗して小規模に着手した程度であったとの事である

昔、森村誠一の自虐史観「悪魔の731部隊」を読んだ

森村氏の著書は余りに矮小な史観である

読んだのは、かれこれ20年は経つであろう

当時衝撃をうけつつも私は、1割は懐疑的であった

何時の日か読まなくてはならない書である

社会党、共産党、日教組さん、もう国民を欺くのはやめて欲しい

教科書を改め、正しい歴史を孫・子に伝えたいものです

私の心の中に中国への愛憎、複雑な感情が渦巻いていた

最早完全に「寶」無償返還は白紙撤回です

この恐慌下、三陽地所の再建、離婚裁判、HP作成、そして読書とその感想文、さらにHP

自由帳の記事、普通の人間には理解できないであろう

過去20年の平均睡眠時間は間違いなく4時間である

よくここまで読み進んできた

・・・・・・・我ながら遠くへ来たものだ

この本は1月に読み終えたが、2月の読書に回す

 

平成1821