死ぬための生き方    新潮文庫

著名人42人の生と死の、心の処し方が書いてあった。

宇野千代さんと、経団連会長、大槻文平さんの「葬式に関する私の遺言」が素直な内容で

心に溶け込んだ!

私は2度、死神に見放され、生神に救われた経験がある

良かったのか悪かったのか現時点半々の気持ちである。

それでも、この世に縁が深かったのであろう

小学校の3年生頃、法定伝染病、ジフテリアにかかった

発見が2日ほど遅れたら終わりであった

今ひとつは、早朝の高岡市内から自宅に帰る途中で、信号が青!普通の速度で走っていた

時、100キロは出した、若い男の真っ赤な車が唸りを上げて眼前を通りすぎた!

瞬きの間である!!!!!!!!!!!!!

車間2・3メートルであったろうか!

恐らく0・1秒、時速1キロ多く出していたら一巻の終わりであった

今でも背筋に戦慄が走る!

その他に2回は死と面接した!

1回は、思い出したくもない、狂気の月日!永遠の闇へ破り捨てた空白の日記!

後一回は、「寶」本執筆の時である

初版の追い込みの3ケ月間、睡眠時間2時間30分を確実に切る日々、死神の影を感じヤ

バイと思った!

目を閉じると、ワープロの文字が、網膜をテッテッテ・テと横に走る!

生にそんなに未練は無いが、私は神経過敏症、臆病でそれでいて、業が深く、執念深いか

ら、例えば癌と宣告されたら、その恐怖で癌細胞は一気に増殖するであろう!

だから糖尿病で3回入院した以外健康診断は20年以上したことが無い!

悟ったようなカッコの良い事言っても、全然腹が据わっていない、日頃の不摂生、父親譲

りの小心者、怖いのである

人生の後始末が、まだ山積しており、冬場にドックへ行こうと思っている!

平成17年11月23日