私は田中角栄が大好きであつた
田中角栄は私に決断を促し、波乱万丈の人生に船出をさせた人です
少し回想する
さてこのHPの私の履歴にもある通り私も小さいながら、十年以上、土建屋(土木ブロック)
を営んでいた。
私が約8年の社団法人JCTC(輸出入の検数業)のサラリーマン生活に別れを決断させたのが、
一冊の書物「日本列等改造論」である。
読んだのは昭和48年確か5月か9月の事である
日本は大きく大変貌し高度成長に突入するとその著書で確信したからである
私は商人の家に生まれ育ち、几帳面な性格でなく、サラリーマンが合わない事も絶えず
意識の底にあった
何よりその頃、職業病ともいえる重度の腰痛に悩まされ、到底定年までその仕事を続けられないと
悶々としていたからである
帰宅し買い求めた「日本列島改造論」を一気に読み終え、迷わず決断した。、夜の9時頃、「退職願い」
を認め、翌日出社し所長に提出した。
支部は当時25名程で上下関係無く家族的雰囲気で皆仲良く、30年近く経った現在も会社の人と
お付き合いさせて戴いている。
田中角栄が総理大臣に就任した前後の頃、大ファンである私は、所用の途中、生家まで足を運んだ!
当時まだ警護は手薄で家の後ろの庭は足で跨ぐ程の竹囲いで、大きな一枚岩の石碑があつたのを覚えている。
そんな田中角栄にロキード事件が噴出、立花隆氏が文春で叩き、遂には刑事被告人となった
記憶に間違いなければ・・・!
当時ロキード社のコーチャンは免責を条件にアメリカ議会で証言し、それが日本の裁判にも多大な影響を与え、
以後田中角栄は総理を辞し、刑事被告人でありながら闇将軍として君臨しつづけた。
当時、日中国交をアメリカの了解なしに頭越しでしたため、ロキード事件はアメリカの謀略と何かの記事で読み、
私も本能的に同意見であった
また、文芸春秋で田中角栄を叩いた立花隆氏(東大仏文学)に「知的生活」の著者・渡部昇一氏(上智大学)
がロキード裁判は「真昼の暗黒」裁判と「諸君」か「文芸春秋」で
公開質問状を突きつけのを記憶している
当時も今も日本を代表する論客の、一騎打ち・・・・!巌流島の戦い・・・・・・!と
固唾をのんで、事の成行き待っていたが・・・・・・・・・・・確か立花氏が土俵に上がらなかった・・・・・!
黙殺・逃げた筈!
末尾に最近の週刊誌の記事を載せるが、最早20年近く経つであろう、私が当時感じた
アメリカの謀略が記事になっている
立花氏の「宇宙からの帰還」と著書名忘れたが確か「臨死体験」?「脳死再論」どちらかを読んだ
立花隆氏の著書を見るとジャンルが広く、興味旺盛な人であり、一番初め頃に「寶」本を届けたかったが、
このような私の複雑な思いがあり、本は一番最後に送った、しかし、渡部氏の公開質問状同様返事はこない
・・・・!忙しいのであろう!
話は更に横道に反れるが、当時日中国交を成し遂げ、マスコミは田中角栄を今太閤ともてはやした。田中角栄が
万里の長城を見学したとき、同行したマスコミ(テレビキャスター)は、太鼓もち同様、うかれ、ハシャイデイタ!
そのマスコミが手の平を返し、袋叩き!
ガリバーに小人が群がり・・・・・・・・・手負いの獅子に、ハイエナが群がった・・!
・・・・・・・・・・。
マスコミは自分達こそ正義の集団、民主主義の旗手、
当時、元警視総監・秦議員はその情景を司法・行政・立法・三権の更に上の「第4の権力」
と著書で指弾していた。
佐藤総理が総理辞職会見で、新聞は嘘を書く!どうぞ退席、結構です・・・お帰りください!と記者が退席するな
か、一人テレビで話していた事を今も鮮明に覚えている
それと警察官・自衛官・教師・公務員に痴漢・下着ドロボウはいても新聞記者はよほど聖人君子なのか記事を目に
した事が私には無い、・
また新聞は役人の天下りを暴く
しかし今は事実確認していないが昔、退職した新聞記者に政治家に就職を世話するそんな事実を私は知っている
・・・・・・・・・・・・・・・。
金権腐敗と叫んだ三木総理の時、法案の成立軒数が著しく低下、日本経済が10年遅れたと、ささやかれた!
水清ければ魚住まず!
・・・・・・・・・・・・
コンピューター付、ブルトーザー懐かしい言葉である
田中角栄はまた全ての国会議員の誕生日か結婚記念日か忘れたが、その記念日に花束を全員に届けたと何かに書いて
あった
確か教職員給与を上げ、海外研修を実施し、日教組の勢力を弱体化へ向かわせたのも角栄総理の発案だった筈。
日教組の槙枝委員長が、逮捕された時、詳細は忘れたが留置所で田中角栄の人間の懐の深さ大きさに、ため息を
ついていた記事を読んだ記憶がある
味方は勿論、敵からも慕われたのである
自動車重量税を導入、今日の高速交通網の道をつけたのも田中総理であった筈、
角栄総理は最後の責任はワシが被る・・・・・・!世界一優秀な官僚集団が総理の覚悟を知って本気になって働いた
と言う
私の目からは以後の総理で中曽根総理、アーウーの大平総理・頑固、一徹な現職小泉総理以外国民の一人として
胸算用に合った総理はいなかつた
石原慎太郎東京都知事は現下の日本の国体を正して欲しいお方である
田中総理が5奉行の中で乱世・大乱の小沢一郎と評したと記憶している。
歴史は繰り返す、・・・・・・・・。
尖閣問題、竹島問題、北朝鮮問題、北方四島問題・靖国問題・国際テロ・年金問題、少子化問題、老齢化社会・
国債残高、教育問題・憲法問題などなど積み残し、先送りしてきた・マグマが不気味に渦巻いている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
忘れてならない事を付け加える、ブレジネフと対等に堂々と渡り合いつた事も記憶に鮮明に残る
貫禄負けしないのは田中角栄以外、戦後で吉田茂・中曽根大元帥位なものだ
あの頃日本中、槌音高く、ダンプが走り、日本中希望と活気が満ち溢れていた
現下の大不況、どんな手を打つか、田中総理がいたらとつくづく思う。
最後に小佐野氏が刎頚の友と、記憶に無いを連発し遂に口を割らなかった・・・また昨年亡くなられた家老の早坂氏は、
田中角栄を偲んで絶句、嗚咽していた!
男が男に惚れる・・・・・!
今頃3人で、酒酌み交わしているであろう!
男が男に惚れる、そんな男が殆ど少ない・高学歴で妻にねじ伏せられた小市民の男達ばかり、男に惚れられない男は
本当の女にモテナイ
一億の末端の末端で眺めていても、スゴイナーと思わずにはおれない!
刎頚の友、大兄、もう少し成さねばならないことがある、待っててくれ・・・・・・・!
一国の総理は大善人で大悪党でなければ、私は安心して眠れない
聖人君子は文部大臣か教育委員長・PTA会長・学校の先生くらいで良いと思っている
以上この当時、政治・世相の本を読み漁った記憶がある!
私は奇麗事を言う人をあまり信用しない、眉に唾をつけ疑う
余談だか、故人で、私は生涯一度も悪いことをした事がない、だから天国行くのを確信している・・・・!
と言い放った老人を知っている
これほどの傲慢極まる言葉を聴いた事がない
先祖からの沢山あった田畑を手放し、どの仕事も成功せず、仏壇にくもの巣、神棚に埃積もる人であった、
私の知る限り訪ねてくる来る人も子供以外、何十年皆無に近かった、
最晩年その人の顔はデスマスクであった
田中角栄と天と地の違い!
何も出来なかった自称善人より、悪の勲章・田中角栄の生き方、比べ物にならない
田中角栄は法で裁かれた、万死に値すると話したそうであるが、しかし自分自身の心の中は万感の思いの中、
誇りで一杯であったろう、この不況の中何より国民が知っている、この老人は自分で自分を裁かねばならなかつた!
無限地獄の中で!
元旦に駅の売店で新聞・日経・朝日・読売・産経・本陸中日・スポーツ紙2部・週刊誌2冊を買い随想した。
叩けば埃だらけの身、身のほど知らずを書くのも今のうち、唇寒し、いずれ貝になろう
平成17年1月3日・7時25分打ち終えすがすがしい朝である