★★★
壬生義士伝(下)
上巻は喘ぎながら読んできた
司馬先生の『明治という国家』を読んで、更に幕末明治を知りたい、そんな思いがあった
浅田先生もまた凄いと思わずにはおれない
東北というより岩手訛りも勉強しなければならない
幕末諸藩のことも徹底的に調査しなければならない
勿論地理、気候風土
これまた疲れる
下巻現在100頁、漸くピッチが上がってきた
それにしても人間いや女性の表現を“糞袋”とは参った
もっとも私は離婚して女の正体が見えた。それ以来、下衆な女はタンクローリ“アム〇ッ
ク”と腹のなかで呟いていた
しかし糞袋には恐れ入った
このような歴史小説家を生業にする浅田先生もまた、壮絶な人生を送ってきたのであろう
読み進むうちにすこしづつ、面白くなってきた
どのように完結するのかあと数日を要する
吉村貫一の最後を見届けてやりたい
そして幕末と言う時代も目に焼き付けておきたい
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浅田先生の見た幕末とは
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200頁を漸く超えた
無二の親友次郎衛が腹切れと迫る
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武士道とは
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それにしても疲れる
疲れると言う事は面白くないのか????
それでも読み終えなければ、気がすまない
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結構腹立てながら、読み進んでいる
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HP原稿がつまってきてい
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浅田先生に失礼だが今のところ三ツ星★マークを付けるか当落線上である
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先へ進む
壬生浪・吉村貫一の死に様と亡き父親との問答、涙が止まらなかった
良し悪しは別に全力で生きた彼の生き様に感動が涙となった
武士道の壮絶さ・・・・今の役人に読ませたいものである
現代のしかも日本に生まれて罰が当たるくらい果報である
そして私は正直で明るく信仰心の厚い両親から生まれた事に感謝しか無い
この本のラストにきてそんなことが、胸の中から湧き上がってきて涙が止まらなかった
私も全力で今日まで生きてきた
人の2倍、いや3倍生きた思いである
全力で生きたものしか分からぬ世界である
私も吉村貫一同様家族のため必至で生きてきた
吉村貫一と親友大野次郎衛の男の友情、私と辰大兄の信頼関係、友情が重なって涙が溢れ
た
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昨今友情と呼べない浅い友情が多い
私も、今なら大兄辰が死を命じたら死ねる
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それぞれの「義」を問うた小説であった
ゆっくり己の義を問いたい
何にしても疲れた
まあ内容の濃さを評価して★3ツを献じよう
平成19年8月19日