『聖徳太子』

法華義疏(抄)  

17条憲法

 

小誌であるが東大を出た2人の僧籍学者と今一人の先生の書いた研究書籍である

本の半分を占める法華義疏は読書の目的外で飛ばした!

それにしても今更、何でこんな本を読むのかと思われるであろう

自分でも不思議である

それでも、読まないと気がすまないのである

登山家に何故、山に登るのか?と問えば、そこに山があるから!と言う話がある

それと同じようなものである

「老子」「司馬承禎」に逆らった知の餓鬼!である

仏教を深く信奉し「17条の憲法」を制定し法治国家の基礎を確立した太子とある

陰陽五行思想の吉野裕子博士の著書にも17ケ条の憲法の「17」の数位に付いて意見が

述べられてあった

たしか17ケ条の構成基低に陰極と陽極の数位があるとの推論であった!

学者と言うのは自説と自説の戦い!物凄いところで火花を散らしていると当時感心したも

のである

その点私は気楽な読者である

いずれにしても

★第一条「和をもって貴しとし」は有名である

★第二条の「篤く三宝を敬え」は知らなかった

三宝はご存知「仏」「法」「僧」である

★第三条   「君」は天「臣」は地、道教陰陽の登場である!

そうそう何かの本で太子が、中国道教も学んでいたとあった

納得である

ハイ一冊終了証

平成19618