狼に育てられた子
高岡の古本屋の100円コーナーで買ってきた
この古本屋さんの100円コーナーには、なかなか良い本が混ざっている
この本は何十年前一度読んでいる本だが、買ってきた
初版が1977年とある。
今から30年前であるから、私が本を乱読していた年代と符合する
インドで発見された二人の女の子である
人間は環境の動物である
孟母三遷の諺もある
血統と環境がその人間の形成に大きく関わる
しかも若い頃より、60を過ぎると顕著に現れるような気がしてならない
狼に抱かれ育てられれば狼となる
血が悪ければどんなに教育しても、最後には血の本性がでる
またどんなに知識を身につけても深い教養が無い
怖いものである
そんな事を痛感する年代になった
競走馬など血統が問題で億単位の高値が付く
マア自分の場合はボロボロになって解読が困難な血統書みたいなものである
いい加減の樂マツ、コンジョウ良しで騙されてばかり、そして女の病気持ち、信仰心も希
薄、身体能力も低い、それでも、この歳になって、先祖に感謝するこの頃しきりである
パラパラと本をめくっていて、周囲の人間と過去の出会い色々な人間の事が思い浮んだ
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改めて人間とは何なのかと、考えさせられる本である
以上一冊完了
平成19年6月6日