『大黒屋光太夫』 少年少女伝記
『江川太郎左衛門』と一緒に借りてきた
主人公ではないが、元禄九年に大阪の「デンベイ」と言う名の者がカムチャッカに漂着し
ピョートル大帝が首都のペテルブルグに連行し、日本語学校を開いて教師にさせたと言う
さらに宝永7年、やはりカムチャッカに漂着したサマニと言う男が首都に連行され、デン
ベイの助手をしたと言う
一緒に漂着した25人程は全て現地で殺されたと言う
二人はアンナ女帝から『露和辞典』作成を命じられ、死後ロシア・アカデミー(学士院)
はデスマスク像を造って帝室美術館に飾って長く二人の功績を称えたと言う
主人公の大黒屋は難破して今のカムチャッカに漂着した
約10年間筆舌に尽くせぬ流浪生活を送り、漸く日本に帰国する
帰国後も、江戸幕府の鎖国政策に翻弄される
子供向けと思って侮れない
結構読み疲れた
色々な本を読むと歴史に厚みがでてくる
サラリーマン時代ソ連人と6年程一緒に仕事をした
一般的ソ連人の人の良さと、頑固さ、知的レベルを肌で知っている
エラーはウクライナ出身で旧ソ連である
色々な思い出と歴史が重なる
何時の日か、それらも書く日がくるであろう
これから、小中学生に戻って図書館の子供向け書籍をまず制覇しよう
平成19年4月9日