★★★
『たけくらべ』文芸まんがシリーズ
『樋口一葉』関礼子著
ご存知樋口一葉の「たけくらべ」である
「にごりえ」の題名も一応知っている
しかし読んだ事は勿論無い
小学生時代、切手集めしていた
それに文芸シリーズがあって、漱石、子規、一葉その他名前は結構覚えている
文芸作家であることは何となく知っていた。
切手の中で、女性は一葉一人だけであとは思い出せない
そんな訳で、この本を手に取った
読み終えてマンガと言えど、侮れない
大人でも明治の時代と一葉の世界が堪能できた
本は原作の質を落とさず、なるべく忠実に描いたという
後ろの貸し出しカードは古いが、結構読まれているのが分かる
一葉の文章を鴎外や露伴が絶賛したと言う
原文を読めば難渋する
これで沢山である
補足として『樋口一葉』岩波ジュニアシリーズ、関礼子著を同時借りてきた
抜粋の文章を読むと、文人が絶賛した片鱗が良く分かる
一葉の日記が掲載されてある
清流がサラサラと流れるような筆遣い、信じられない
肺結核で、24歳で散ったと言う
花の命は短い
・ ・・・・・・・・
お札になったのも良く分かる
一葉のような真に教養のある女性は、最早絶滅状況である
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平成19年4月7日