★★★
『なぜ数学を学ぶのか』岩波ジュニア新書
題名の疑問、数学の先生は一つも答えてくれませんでした
それでも中学の数学のM先生を尊敬していたので、数学だけは夏休みの補習授業でAクラ
スであった。
M先生に叱られて感動したのである
それで俄然数学が好きになったのである
高岡高校へ進学したA君が解けない問題を一発で解いた思い出がある
それが今でも僕の密かな自慢である
しかし高校へいって数学のセンコウは最悪であった
よく何十年間も数学を教えているものだと、今更ながら感心するセンコウであった
悪い人ではなかったが、とにかく不思議な人間もいたものだと高校生の私が感心した
2年間テープレコーダーを聞かされた
そんな思いがあってこの本を手に取った
マア遊びと女に目覚めた事も大きな原因ではある
なぜ、数学を学ぶのか
因数分解や三次方程式が生活に必要なのか?
数学は受験のための勉強か?
そんな疑問に答えなくて、数学を勉強しろと言っても、無理がある
微分積分卒業してから何十年、生きるうえで必要とした事が無かった
それに答えようとする著書である
読む価値がある
皆さんも読んでください
数学者で『国家の品格』の藤原正彦先生の著書にあった
★0+1=1
“美しくないかい”
この問に、私は参った
どんな俳句の絶句でも勝てない
こんな事を問う先生がいたら、私のような人間はいっぺんに数学が好きになる
それと数学には答えは1つしかない
これも名言です
薮蛇、数学赤点であった私からこれ以上話す事は無い
私同様、今でも疑問をもっている人にお勧めの書
平成19年4月6日