自己       内山興正



禅師の家は学生時代に破産したとのことですその時禅師は発奮して「よし俺は働いて金持

ちになろう」そんな月並みの発奮ではなく「よし俺は絶対に金の前にひざまずかない」そ

んな発奮をしたそうです

そして、禅の道に入ったそうです

我等凡人には、想像もできない道を目指す人がいると感心した

     ・・・・・・・・・・

またキリスト教系のミッション・スクールで禅師が宗教を語る、なかなか面白い試み、そ

この校長も随分思い切った試みをすると、感心しました

世の中このような心の人で埋め尽くされれば、戦争もなくなるであろう

     ・・・・・・・・・

本当に人間の欲望や自己中心の考え無知が無明の世界を現出する

     ・・・・・・私など語る資格も無い

     ・・・・・・

このHPの中のどこかに載っているが昔私は西田の国泰寺に1週間、しかも2月大寒、一

年で一番荒行の時に参禅したことがあった

約30年程まえの事で、若かったこともある、もともと自分はいい加減な人間で、自分の

都合の良い解釈、当時の私なりの悟りで下山した

座禅をして悟りの道を究めるのも人間としての1つの道だが、私には到底これを続けてゆ

く根気もなければ、決意も無い

日本の耕地面積で、日本が自給自足で生きられる人口は大体7000万人と聞く

全ての人が禅僧になつたら残りの4000万人程、死ぬであろう

俺は商売人に生まれた、商いにも道があろう

日々の生活、商売の激しさの中にも悟る場、道があろうと考え即停止!

人の世の道しるべは、老師や雲水たちにおまかせしようと・・・

     ・・・・・・

おかげで、欲と泥にまみれ、30年前となんら変わらぬ

根本から性根を叩き直さねばと思いつつ、今日も夜の巷に出かける

六つ子の魂、百まで・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

                                      平成17年10月26日