★★★

女はなぜ土俵にあがれないか

内舘牧子

この本は面白い、

世の女性よ承禎に抱かれたいなら!!!!!必読の書!!!・・・??????

愛される女性、ステキな女性、賢い女性になりたかったら是非一読されたし

承禎は余計??!!!!!ムムムムム・・それは納得!!!!

沈黙・・・・・オホン

著者は女性初の横綱審議委員・

脚本家でテレビ「ひらり」・「毛利元就」などがあるとの事

現在東北大学相撲部監督

秋田経済法科大学の客員教授を勤める

 

女のバトル!!!!!!!

日本書紀以外調べられる限りの文献を調べ、髪を振り乱しての戦いである

男女共同参画運動の最中、元労働省婦人少年局長、森山真弓、太田房江大阪府知事

その他各種婦人団体との戦いである

わたしも中国歴史研究団体の総本山とも言える「日本道教学界」と命を賭けた戦いをして

いる

彼女がこの戦いに賭けた壮絶な戦いが観えるのである

読んでいて、著者は日本でも数少ない賢い女性であることが窺える

2001年「朝日新聞」に土俵の女人禁制維持は妥当の論調を掲載したと言う

太田房江大阪府知事が春場所優勝候補を表彰するため土俵に上がる旨の談話に彼女は反論

したのである

さらに倉敷市長の長谷川稔氏も彼女に批判的意見を発表した

学者同士の戦いは学者としての生存を賭けた死闘である

私は学者では無いが、命を捨てた戦いを挑んでいる

いや傲慢この上無い。横綱相撲!!!!何処からでもかかって来い!!!!である

実はその戦いのためにも、殆ど毎日このような原稿を書く課題を己に課しているのである

それは横に置いて、相撲の神事は陰陽道で貫かれている

著者の論陣に陰陽五行思想の第一人者吉野裕子先生も加われば鉄壁の論陣が張れた

教養なき大多数者達程、声が大きい

その最たる種族は世の女達である

その女達に女性の著者が反論を展開する

著者が「結界」の言葉を用いて防波堤を築いたのは、なかなかである

吉野博士の神事からの加勢があれば、二度とこんな声は上がらぬであろう

二回三回読み直す事もないであろうから著書の中の歴史的記述を記録しておこう

@     734年(天平6年)「続日本書紀」によると聖武天皇の時、第一回天覧相撲が行なわ

れた。(注「寶」が742年で、その8年前である)

A曽我物語にも相撲の記述

B室町時代、神社仏閣の建立の為の、資金集めの勧進相撲の記述

C「京都加茂神社図」

D山東京伝「今世奇跡考」の「古書相撲図」

Eその他

歴史的戦いの武器は多岐にわたる

注・女性を不浄とした「血盆経」の知識は私に無かった

このお経により、女は地獄から救われるお経である

記録に止めておこう

以上実に興味深く面白い本であった

しかし結界だけの防波堤では完全では無いように思う、

陰陽五行から相撲神事を照射しなければ時代の流れで再燃するとは限らない

私では勉強不足、今度はこの観点から井上聡先生に論陣を張って欲しいものである

まさに賢者は歴史に学ぶである

歴史を学びもせず、顔中を口にして叫ぶ女が多すぎる

この本は一押し、世の軽薄な女性に読んでいただくためにも三つ星である

                                                            平成19215